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本と映画と政治の批評
by thessalonike

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Whole Lotta TrackBack - 胸いっぱいのトラックバックを
Whole Lotta TrackBack - 胸いっぱいのトラックバックを_b0018539_12204712.jpg今日は投票日。とくらさんの胸を苦しくさせる話ばかりでもいけないので(笑)、本日はグッドニュースから。あるベンダーからメールが入って、学研の『最新ブログ人気ランキング200』というムックに当ブログを紹介するから原稿の協力をという依頼があった。連絡をもらったのは8月末で、本の発売日は9月16日。実際に掲載が確認されてから皆様にご報告をと考えていたけれど、検索で調べるとネットの中では同じ立場のブロガーたちがリークをしている。もし本当に掲載になれば、これは平素からの読者の皆様のご支援の賜物と言う以外なく、この場をお借りして深く深く感謝を申し上げたい。連絡によれば、「世に倦む日日」は、「ジャーナリズム、評論、専門分野のカテゴリーでランキング上位に入っております」とのことだった。当ブログを推薦してくれた関係者の方々にも御礼を申し上げたい。今回の選挙が悪い結果ばかりには終わらなかったという話にしたい。



Whole Lotta TrackBack - 胸いっぱいのトラックバックを_b0018539_12194077.jpg選挙が始まって一気にアクセスが増えた。右上のカウンターはページビューではなくビジターを取っている。PVはこの一週間ずっと1日1万件を越えた。PV1万件はブログの人気度を測る一つのメジャーメントになるだろう。私はPVよりもビジター数を重視している。ブログを単に広告媒体として考えればPVが重要だが、ジャーナリズムの観点から考えれば大事なのはブックマーク・リピーター、つまり定期読者の数である。これを増やすことが目下の運営上の関心事で、当面は1日1万人の訪問者数を得ることをめざしている。文章に価値を認めてもらえれば、コンテンツが面白ければ、メッセージにインパクトと共感を感じてもらえれば、視点と表現にセンスを認めてもらえれば、これは本物で参考になると思ってもらえれば、「世に倦む日日」のコラムをデイリーの情報生活の一部に入れてもらえる。リピーターになってもらえる。読者は確実に増えて行く。

Whole Lotta TrackBack - 胸いっぱいのトラックバックを_b0018539_1219508.jpg質の面で他のブログに劣っているとは思っていない。日本のブログジャーナリズムのクォリティをリードして、その地平と水準を世間に証明するのが「世に倦む日日」の任務だと思っている。朝日新聞の名前だけの官僚コラムニストを顔面蒼白にさせ、自信喪失と御役御免に追い込むのが「世に倦む日日」だと心得ている。そしてそれは300bpsの音響カプラでアスキーネットに繋いだ頃からの私の夢でもあった。私の文章は当時から何も変わってはいない。変わったのは一つは技術であり、20年前の無手順の通信が10年前にインターネットになり、それから10年を経てブログシステムが開発された。BBSからHPへ、そしてBlogの時代へ。この技術進歩は画期的で、米国の市民は早速それを大統領選の政治に応用した。変わったのはもう一つマスコミであり、新聞は放漫になってジャーナリズムの質を落とし、テレビは遂に政権の宣伝機関に成り果ててしまった。

Whole Lotta TrackBack - 胸いっぱいのトラックバックを_b0018539_1220114.jpgブログにアクセスが集中したのは、真実が新聞やテレビに無いからである。何も反小泉の人間だけが参集したわけではないのだ。郵政民営化を問う国民投票だと言い、賛成か反対かを国民に問うと言い、責任ある選択と判断を迫っておきながら、マスコミは賛成論しか言わず、民営化賛成一色で世論を塗り潰し、問答無用で賛成票(小泉支持票)を入れろと国民に言い続け、公平に郵政民営化反対論を報道することをしなかった。選択を迫られた国民は、郵政民営化に反対論があることさえ掴めず、誰が何でそれに反対しているのか理解できず、反対論の実在を求めてネットの中を探し回り、探索の末にブログに到達したのだ。国民投票と言っておきながら、賛否の一方の主張だけしかマスコミ報道されず、共産主義国家同然の新聞テレビになってしまったがために、真相を求めてネットのブログに人々の関心が集まったのである。集まらざるを得なかったのだ。

Whole Lotta TrackBack - 胸いっぱいのトラックバックを_b0018539_12201594.jpgTB記事には掲載において内容の取捨選択をする。正義と真実をよく伝え訴える記事のみをトラックバック欄に揃える。新聞社の「読者の声」と同じだ。それは新聞社の主張の一部なのである。届いたものをそのまま並べはしない。エキサイト社の仕様では最大20件しかTB記事を表示できない。よいTB記事をなるべく長くブログ読者の目に触れさせようとするのは、TBを受けた(言わば編集者の)側の当然の配慮である。新聞の編集者が無価値な投稿をボツにするのと同じ。当ブログの右上に新規でトラックバック記事を載せると、推定だが、現在は恐らく記事あたり50件から100件のリターンアクセスを取れるだろう。1日3千人が訪問するブログの情報活動規模とはそのようなものである。TBはWINWINのコラボレーションであり、同時に人と人の出会いである。そこからスパイラルが広がる。これほどスリリングでロマンティックなものはない。ブログとはTBだ。

胸いっぱいのトラックバックをありがとう。
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by thessalonike | 2005-09-11 23:30 | プロフィール ・ その他   INDEX  
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