本と映画と政治の批評
by thessalonike
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カテゴリ:テロ ・ イラク戦争 (3)( 3 )
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アルカイダは実在するのか - 「テロとの戦い」のための象徴装置
b0018539_10425254.jpg田中宇もそう見ているように、アルカイダというテロ組織が本当に実在しているのかどうかはきわめて疑わしい。最近の報道は、世界中に散在するイスラム過激派のネットワークが、特にイラク戦争に反対する目的でテロ行動を起す場合に、「アルカイダ」という組織名称をブランドとして利用しているのだという見方を示すようになってきた。誰がテロを起してもアルカイダだと勝手に名乗る。それは捜査の撹乱にも繋がる。ここで我々が考えなくてはいけない問題は、テロを起す側がアルカイダの悪のブランドを利用しているという事だけではなくて、アルカイダをテロのブランドに仕立て上げたのはイラク戦争を起した側、つまり米国であるという事実だろう。仮にアルカイダ・ブランドがテロを起している側に逆利用されていて、それが米英にとってマイナスの結果に作用しているのだとすれば、そうした状況を作り出してしまった張本人は米国である。アルカイダのシンボルを一人歩きさせたのはブッシュ政権の中枢で戦争政策を推進したネオコンだ。

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by thessalonike | 2005-07-11 23:20 | テロ ・ イラク戦争 (3)   INDEX  
選択のとき - テロから身を守る方法はイラクから撤退すること
b0018539_1036145.jpg不幸にして、また森本聡や水口章がテレビで荒稼ぎする憂鬱な季節を迎えた。イラク戦争が始まる直前、二年前の2月にロンドンでは百万人の市民が参加する空前の反戦デモが起きた。イラク戦争への抗議行動としては最大規模のものである。英国市民がそこに参加したのは、単に無辜のイラク民衆の生命を米軍の侵略戦争から守るためだけではなく、自分たち自身の安全を守るためでもあった。英国が米軍のイラク攻撃を支持し、さらに英軍がイラク戦争に参加すれば、当然、報復としてイスラム原理主義の過激派からテロの標的として狙われる。ニューヨーク911の二の舞になる。だから市民たちは必死になってイラク戦争を阻止しようとしたのだ。今回、犠牲になった五十名超の中には、そのときの反戦デモに参加した者もいるだろう。犠牲になった市民の冥福を祈るとともに、英国がイラクから軍隊を撤退する決断を下すことを願いたい。同様の列車爆破テロはイラク開戦から一年後の2004年3月にスペインのマドリードで起きている。このときも三つの駅で四つの列車が爆破されるという同時多発テロで、二百名の市民が犠牲となった。

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by thessalonike | 2005-07-08 23:01 | テロ ・ イラク戦争 (3)   INDEX  
アラファト議長の死によせて - 「オリーブを落とさせないで」
b0018539_10563143.jpgアラファト議長について印象に残っているのは、74年の国連総会での演説で、詳細は忘れたが、「私はここに平和の象徴であるオリーブと闘争の象徴である拳銃を持ってきた。どうか私の手からオリーブを落とさせないで欲しい」と訴え、第三世界諸国代表を中心に満場の拍手を受けた出来事があった。45歳のときの桧舞台。国連総会の席上に実物の拳銃を持ち込んだのは、アラファト議長が最初で最後だろう。あの頃のアラファトはまさにカリスマ的な英雄だった。日本にも何度か来て、その都度、都心の街頭で右翼の街宣車が騒いだ。十年ほど前、久米宏の「ニュースステーション」に生出演していた記憶もある。小柄な体で、子供のような純真な大きな瞳をくるくる動かし、ときに微笑み、ときに真剣に見据え、パレスチナの窮状とイスラエルの非道を訴えていた。言葉と表情に説得力があり、魅力的であり、見る者を釘づけにした。

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by thessalonike | 2004-11-13 22:53 | テロ ・ イラク戦争 (3)   INDEX  
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