本と映画と政治の批評
by thessalonike
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引越しのおしらせ
容量オーバーのため新規更新は新しいブログに引越します。 
http://critic2.exblog.jp/

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by thessalonike | 2005-09-23 23:30   INDEX  
報告と御礼 - 学研「最新人気ブログランキング200」に載りました
b0018539_12262933.jpg昨日発売になった学研『最新人気ブログランキング200』を確認すると、「世に倦む日日」は「ジャーナリズム・評論・専門分野」の中で第3位に位置づけられて紹介されていた。意外な高順位の評価に驚いたが、私からすれば、この事実はムックの編集者や選考者の知性の確実さを証明するものでもある。当ブログをご推薦を下さった関係者の皆様にあらためて御礼申し上げると同時に、平素よりご愛顧を賜っている読者の皆様にこの場を借りて深く深く感謝を申し上げたい。選考が客観的に適正なものだったということは、ランクされている200のブログがそれなりに中身と価値を持っていることをも意味するだろう。本は書店のかなり目立つ売り場に並べられている。これからブログでの情報発信を企画されている方は、ムックを手に取って参考にされることをお勧めしたい。これから間違いなくブログは普及拡大する。文化としてビジネスとして多様な形態で発展を遂げるだろう。日本におけるブログ文化の発展に多少とも貢献できれば幸いと心得る。

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by thessalonike | 2005-09-22 23:30 | プロフィール ・ その他   INDEX  
英国二大政党制の愚神礼賛 - 「政治改革」学者の誤謬と帰結
b0018539_11414136.jpg司馬先生がどこかで書いていて、感銘深く覚えていることだが、日本人は常に外国の政治に理想のモデルを求める性癖があるという指摘があった。そのとき司馬先生が冷めた視線を送っていたのは、日本の左翼知識人における盲目的なソ連信仰や中国信仰であったと思うが、それだけでなく、奈良朝の平城京パビリオン建設に象徴される唐律令制システムの無条件全面導入の歴史なども念頭にあったのではないかと思われる。日本人には確かにその傾向がある。文明は常に外にあるものと信じ、一生懸命に文物を輸入し翻訳し、外国で何か流行っているものを見つけると、それを神のように崇めて国内で流行らせようとする。司馬先生の言葉が私の中で説得的に響くのは、ソ連社会主義への愚神礼賛が終わっても、なお、この国の知識人たちは同じ事を繰り返しているからだ。モデルは外つ国にあり、そのモデルを一刻も早く日本にインプリメントしなければならぬと説く人間が勢いを持つ。論壇の主役で踊り、囃される。

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by thessalonike | 2005-09-21 23:30 | 郵政民営化 ・ 総選挙 Ⅱ (15)   INDEX  
「政治改革」イデオローグの責任 - シンボルとイデオロギー
b0018539_12111077.jpg文句を言っていたら、山口二郎から直接メールが来た。前稿の最後に画像を貼った岩波新書『政治改革』では、自分は明確に小選挙区制には反対していたのだと反論している。さて、本当にそうかなと思って読み返したが、全体を通して小選挙区制に反対という主張には読めない。強いて言えば、「完全小選挙区制に反対」の意味での「小選挙区制に反対」だろう。新書では確かに小選挙区制の問題点を指摘してはいるけれど、山口二郎もまさか比例代表制だけに切り替えると考えていたはずはあるまい。併用制、すなわち現行制度への移行を念頭に置いて中選挙区制の廃止を主張していたはずである。本の中では中選挙区制はだめだから止めろと書いているし、自民党と社民勢力党派の二大政党制による政権交代こそがあるべき日本の「政治改革」の方向だと書いている。以前から不審に思っていることだが、この問題の岩波新書はこの十年間ほどずっと品切れを続けていて、一般読者が店頭で簡単に入手できなくなっている。何故なのだろうか。

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by thessalonike | 2005-09-20 23:30 | 郵政民営化 ・ 総選挙 Ⅱ (15)   INDEX  
新自由主義革命の最前衛へ - 前原誠司の改革競争と改憲競争
b0018539_13535267.jpg前原誠司が民主党の代表になって、選挙で負けたこの国の弱者たちは、さらに絶望の度を深くしているだろう。代表選に勝った前原誠司が、週末の政治番組で嬉しそうな顔をしながら宣言したことは、9条改正で党を一本に纏めるという公約であり、改革競争で自民党に負けないスピードとパフォーマンスを証明して見せるという決意だった。小泉政治の「改革」目標を小泉自民党よりも早く実現達成するから、もう一度支持を戻してくれと保守票に訴えているのである。「サンデープロジェクト」のスタジオに同席していた櫻井よし子は、「健全なご意見ですね」と破顔していた。民主党は自民党よりも一歩前へ出て、新自由主義革命の最前衛に立つから支援してくれと言っているのだが、総選挙までは4年もあり、参院選までも2年ある。国政選挙よりも先に1年後に民主党の代表選挙がある。前原誠司がそのまま代表を続けているかどうかは分からない。私から見れば、これは解散後に郵政民営化問題をめぐって岡田克也が犯した錯誤の拡大版であり、前原誠司の意に反して民主党はさらに支持率を下げるだろう。

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by thessalonike | 2005-09-19 23:30 | 郵政民営化 ・ 総選挙 Ⅱ (15)   INDEX  
愚直と不良 - 女性票を奪い取った小泉首相のセックスアピール
b0018539_1148949.jpg今日は週末。それらしくアダルトな政治学をトライしよう。小泉純一郎と小池百合子の二人の関係を怪しむ声は少なくない。むしろ怪しんで見る方が普通の感覚であって、二人の間に男女関係はないと無理に言い張る方が不自然に聞こえる。両方とも独身であり、いい男といい女の二人であり、職場恋愛で何かがあっても別に何もおかしくない。この場合、それが事実がどうかは問題ではない。そうではなく、政治戦術の問題として、明らかに小泉首相側は二人の関係の怪しい雰囲気を今回の選挙で演出して利用したはずなのだ。小池百合子もそれを承知で受けて、いかにも仲のいい「勝ち組」熟年ペアのイメージを演出して宣伝したと言えるのではないか。小泉純一郎63歳、小池百合子53歳。仕事も恋愛も充実した二人がいい感じで絵になる。それを偶然ではなく、意図的に、集票プロモーションの武器として積極的に訴求したように思われる。今回の選挙で小泉自民党は都市に住む無党派層の若者に狙いを絞り、その層から大量の票を奪ったと言われている。

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by thessalonike | 2005-09-16 23:30 | 郵政民営化 ・ 総選挙 Ⅱ (15)   INDEX  
小泉劇場は続く - 次に抵抗勢力として粛清されるのは麻生太郎
b0018539_11543396.jpg野田聖子は実は小泉政治の今後にとって最も重要なキーパーソンなのである。その意味は別稿で詳しく述べよう。その前に総裁選の話から始めなくてはいけない。小泉首相は大勝利から一夜明けた12日の会見で次の内閣にはポスト小泉の実力者を揃って入閣させると発言した。実はこれは小泉首相の恐ろしい罠である。その報道に続いて、麻生太郎と谷垣禎一の二人がテレビに映って嬉しそうに顔を綻ばせてコメントしていた。いよいよ次は俺かと胸を高鳴らせていたに違いない。私は苦笑してしまった。彼らは総理総裁になるのではなく、次の「抵抗勢力」になるのだ。思い出して欲しい。小泉首相の演出政治、いわゆる小泉劇場にはパターンがある。決まった法則がある。それは抵抗勢力である。小泉改革に対する抵抗勢力。必ず抵抗勢力を作り出す。悪の抵抗勢力を正義の小泉改革が国民の力を借りて滅ぼす。それが小泉首相の演出政治である。麻生太郎、谷垣禎一、与謝野馨、このポスト小泉連中が手を挙げて入閣する。手を挙げた者が粛清される。

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by thessalonike | 2005-09-15 23:30 | 郵政民営化 ・ 総選挙 Ⅱ (15)   INDEX  
二大政党体制からファシズム体制の時代へ - 民主党の終焉
b0018539_12322288.jpg岡田克也は惨敗の夜の生中継で「次の選挙で必ず政権交代する」と言った。が、その言葉をリアリティを持って受け止めた人間は、民主党の議員や支持者も含めて、果たして何人いただろうか。今回の結果は自民党の296議席に対して113議席。半分以下だ。選挙期間中さんざん「小泉改革」を宣伝して支援し続けてきたマスコミは、選挙が終わった途端に選挙中の自分の所業は忘れて、「次の選挙はどちらに風が吹くか分からない」などと無責任なことを言っている。何と欺瞞的な言い方だろうか。小泉自民党を圧勝させたのはマスコミで、小泉首相が「改革」を掲げて演出政治を続ける限り、それが党内闘争であれ、国会論戦であれ、国政選挙であれ、マスコミは必ず「小泉改革」を礼賛して小泉自民党を勝利させるのだ。選挙が終わった途端に元の放送法の中立原則の建前の皮を被り直して、また視聴者国民を欺き始めたが、選挙が始まったらすぐに中立公平の衣を脱ぎ捨てて、獰猛果敢に野党攻撃を再開するのは目に見えている。

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by thessalonike | 2005-09-14 23:30 | 郵政民営化 ・ 総選挙 Ⅱ (15)   INDEX  
擬似二大政党制の崩壊 -「政治改革」を宣伝した政治学者たち
b0018539_15532345.jpg二大政党制の下での政権交代という幻想は完全に崩壊したと言ってよいのではないか。この先、小泉政権の「改革政治」が続くかぎり、衆院113議席の民主党は翼賛政党としての存在意義しかあり得ない。小泉政治とポスト小泉政治が「改革」のシンボルを独占して、絶対正義の「改革政権」としてオーソライズされ続ける以上、一体どこに政権交代の可能性があると言うのだ。「改革」は小泉自民党の代名詞であり、民主党はそれを嫌がる愚劣な反対政党でしかない。そして議席は与党の三分の一しかない。二大政党の一党などというような偉そうな存在では最早ないのだ。演出政治の噛ませ犬でしかなく、小泉劇場の政治の斬られ役の弱い悪役でしかない。民主党は今回の惨敗のツケをこれから払わされる。これから民主党の連中が惨めな思いをする番だ。「サンデープロジェクト」の田原総一朗とか、「テレビタックル」の浜田幸一がボロクソに罵倒する。結果は尾を引く。民主党の支持者が支持者でいるのが嫌になるテレビ政治の拷問と苦痛が延々と続く。

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by thessalonike | 2005-09-14 23:30 | 郵政民営化 ・ 総選挙 Ⅱ (15)   INDEX  
組閣人事のサプライズとポスト小泉 - 野田聖子の復党と入閣
b0018539_10545764.jpg小泉劇場はまだ終わらない。むしろこれから本番が始まる。仕上は新内閣の組閣人事である。結論から先に言おう。郵政民営化法案成立後の閣僚人事は誰もがあっと驚くサプライズ人事になる。目玉は野田聖子の赦免と入閣だ。小泉首相は郵政法案への支持と「小泉改革」への忠誠を条件に野田聖子の復党を許し、許すどころか新内閣の総務大臣に抜擢するだろう。郵政民営化の騒動で軋んだ党内の歪みを寛容の大団円で修復演出して、文字どおり自民党を小泉党にするのである。そして反対派の象徴的存在だった野田聖子に所管大臣として郵政民営化を執行させるのだ。これ以上劇的なドラマの筋書きはない。昨日の記者会見で、小泉首相は次の内閣にはポスト小泉の候補を揃えると言った。これには重大な含みがあり、意味深長な駆け引きがある。同じ日にテレビの報道番組に出演した野田聖子は、次の特別国会で郵政民営化法案の採決に賛成票を投じる態度を明らかにした。注目の閣僚名簿をお見せよう。私の予想は次のとおり。

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by thessalonike | 2005-09-13 23:30 | 郵政民営化 ・ 総選挙 Ⅱ (15)   INDEX  
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