本と映画と政治の批評
by thessalonike
カテゴリ
INDEX
『ダ・ヴィンチ・コード』 (7)
『アフターダーク』 (8)
『グッドラック』 (5)
『いま、会いにゆきます』 (5)
『ハウルの動く城』 (8)
『ブラザーフッド』 (6)
『シルミド』 (5)
『スキャンダル』 (4)
『グッバイ、レーニン!』
『ピアニスト』 (4)
『特別な一日』 (2)
ジュンク堂書店新宿店
丸の内オアゾの丸善本店
ライブドア問題考 (2)
球界再編 ・ 岩隈移籍考(10)
プロ野球関連 (5)
読売巨人軍考 (7)
米大統領選考ほか(5)
テロ ・ イラク戦争 (3)
憲法 ・ 改憲 ・ 平和 (7)
竹島問題・日韓関係 (8)
北朝鮮問題考 (10)
中国の反日デモ (10)
東京裁判 ・ 南京事件 (10)
歴史認識 (7)
靖国問題 (10)
郵政政局 ・ ポスト小泉 (10)
郵政民営化 ・ 総選挙 Ⅰ (15)
郵政民営化 ・ 総選挙 Ⅱ (15)
プロフィール ・ その他

access countベキコ
since 2004.9.1



郵政民営化反対論者はテレビに出よ - 金子勝はブログを作れ
b0018539_11202767.jpg郵政民営化反対論者はなぜテレビに出て発言をしないのか。不思議である。解散前の世論調査では、民営化賛成は53%、民営化反対は38%ほどで、必ずしも賛成論が圧倒的な多数世論になっていたわけではなかった。小泉首相が郵政民営化法案の衆院否決を解散の根拠にし、今回の総選挙の争点にしようとするのであれば、当然、メディアは郵政民営化反対論の論者をスタジオに呼んで、反対の理由を視聴者に説明させるべきであるし、われわれ国民は反対論の合理的な理由を聞きたい。郵政民営化賛成論については、小泉首相が立派なプレゼンテーションをしてくれたし、毎日のように賛成論の論者が番組でプロパガンダしているから、その意義や必要性の説明も嫌というほどよく頭に入っている。もう十分だ。けれども反対論については、政策論として納得できる論理的説明をテレビで聞いたことがない。小林興起や亀井静香は専ら小泉首相の独裁政治に対する党内批判の繰り言をブツブツ言うのみで、国民大衆に向かって郵政民営化の問題点を理論的整合的に説明したことは一度もなかった。

More
[PR]
# by thessalonike | 2005-08-19 23:30 | 郵政民営化 ・ 総選挙 Ⅰ (15)   INDEX  
刺客作戦の陥穽 - その目的は「郵政民営化争点」の既成事実化
b0018539_1258215.jpg選挙戦術としての刺客作戦の目的は、単に人気のある刺客候補を立てて選挙で票を集めることではない。それは二の次だ。前にも述べたとおり、刺客戦術の本当の意味は序盤戦のマスコミ対策にある。テレビの電波を刺客作戦の情報で埋め、大衆の関心をその問題で浸し、他の政策争点に意識が向かないようにするのが真の狙いである。今月末の公示日を迎えるまでに、この選挙を「郵政民営化の是非を問う選挙」として既成事実化することである。郵政民営化問題を選挙の争点として押し固めて、二度とそれを覆せないようにしてしまうことである。有権者の投票選択を「郵政民営化に賛成か反対か」の選択に固定づけて、それ以外の選択判断をさせないように観念誘導することである。選挙の争点は公示日までにマスコミが「公式決定」する。だから小泉首相は、公示日までの一日一日の時間を周到に奪い取っているのだ。この大切な一日一日を、マスコミが年金問題や財政問題について報道をして有権者の関心を喚起させないように、三面記事の話題で選挙の報道を一色に塗り潰しているのである。

More
[PR]
# by thessalonike | 2005-08-18 23:30 | 郵政民営化 ・ 総選挙 Ⅰ (15)   INDEX  
郵政民営化の本質 - 【官から民へ】 ではなく 【公から私】 へ
b0018539_14104630.jpg昨夜の『ニュース23』では野中広務が生出演して、小泉政権の郵政民営化に反対の正論を訴えていた。やはり野中広務は評論家よりも政治家の方が似合っている。まさに政治家が天職の男で、政界を引退する最後までその弁説にはキレがあった。この十年間に日本に存在した稀少なステイツマン(ポリティシャンに対する)と言える。野中広務が健在であったなら小泉首相の衆院解散は阻止できただろう。無能な亀井静香だから駄目だった。亀井静香は東大経済学部卒で野中広務は園部高校卒だが、この二人を比較すると、本当に、人間は学歴ではないという真実に絶句させられる。頭の中に入っている情報量も、それを整理して論理的に説得する弁論力も、野中広務と亀井静香とでは差がありすぎて話にならない。野中広務は毎日よく勉強している印象があるが、亀井静香は毎晩酒を飲んで子分に威張り散らしている感じがする。政治家にとって最も重要な緊張感と謙虚さの態度が違う。野中広務の弁舌に迫力があるのは、単に議論が理路整然としていて本質を射抜いているからだけではない。

More
[PR]
# by thessalonike | 2005-08-17 23:30 | 郵政民営化 ・ 総選挙 Ⅰ (15)   INDEX  
終戦から六十年 - ユネスコ憲章の言葉を再び日本人のものに
b0018539_12362859.jpgユネスコ憲章には、その冒頭に、「戦争は人の心の中で生れるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」と書かれている。戦争の真実を射抜いた真理であり、とりわけ今の日本人が、自らの心を直接に向かい合わせて真摯に考えるべき重い言葉であるように思われる。このブログでも何度か警告し、また昨夜の『ニュース23』の終戦特集でも筑紫哲也が触れていた問題だが、もしも先の戦争について、日本は何も悪い事はしていないのだから反省も謝罪もする必要はないとするならば、同じ事をもう一度やってもよいという結論になる。あの戦争は正しい戦争だったのだから、もう一度同じ事をやっても構わないという論理になる。一冊か二冊、教宣漫画本を読んで洗脳されて右翼になった若い面々は、上のユネスコ憲章の文言をどのように受け止めるのだろうか。日本の若い世代の心の中の平和の砦が崩されている。櫻井よしこや小林よしのりたちのプロパガンダのシャワーによって確実に平和の砦が崩壊させられている。平和人格から戦争人格に人間が作り変えられている。

More
[PR]
# by thessalonike | 2005-08-16 23:30 | 憲法 ・ 改憲 ・ 平和 (7)   INDEX  
新自由主義のイデオロギー - 「小さな政府」 選択の国民投票
b0018539_11314921.jpg五年ほど前、本屋の中をウロウロしていたら、渡部昇一がハイエクについて書いた新刊本があって、パラパラとページを捲った記憶がある。ちょうど小室直樹とか副島隆彦とかが資本主義のキリスト教原理主義的本源性について説教している頃で、弱肉強食こそが資本主義の本質で、勝ち組と負け組に分かれるのが資本主義では当然なのに、戦後の日本人は資本主義を誤解していたのだなどと偉そうに愚論を垂れていた。小室直樹や副島隆彦の話は、資本主義の歴史的発生から新自由主義を弁証するプリミティブな議論だったが、ウェーバーや大塚久雄を一度も読んだことのないサラリーマン向けの三流ビジネス本の商品の趣があった。新自由主義が世の中の支配的思想の地位を占めたことを宣伝する低俗教化本であり、これからは日本も新自由主義の経済政策で舵取りしますから、皆さんは負け組となって低所得と低福祉の耐乏生活をしてもらいますという宣告の本だった。渡辺昇一のハイエク論の本には、ケインズは社会主義だから駄目だと書いていた。

More
[PR]
# by thessalonike | 2005-08-15 23:30 | 郵政民営化 ・ 総選挙 Ⅰ (15)   INDEX  
象徴としての「郵政民営化」 - 政策選択ではなくイデオロギー選択
b0018539_1133927.jpg小泉首相の演出政治に踊らされているマスコミは、民主党に対して、郵政法案に対案を出せないのは無責任だと言って非難しているのだが、そもそも、今回の小泉自民党の郵政民営化法案などというものは、対案を出して審議するほどの価値と内実のあるものだったのか。国民的争点になるほどの重要問題だったのか。その「改革」の中身がお話にならないほど瑣末で無意味なものだったから、党内でも纏まらず、廃案必至が言われ、参院であっさり否決されたのではなかったか。国会ですらまともな政策論争にならなかったものが、何故に総選挙で国民の意思を問う争点になると言うのか。郵政改革については二年前に郵政公社法が成立施行されて、公社法に則って公社自らが経営改革を進めることになっている。言われているところの、東京駅前に中央郵便局の建物があるから交通渋滞の原因になっているとか、特定郵便局の世襲制の問題とかは、現行の公社法の枠内で改革を進めて行けばよい話であって、何も無理に郵政民営化法まで持ち出す必要のある問題ではない。事業内容の拡大や変更については、四年間の郵政公社の経営実績と業務改善を見て、そこで判断すればよい問題であった。

More
[PR]
# by thessalonike | 2005-08-13 23:30 | 郵政民営化 ・ 総選挙 Ⅰ (15)   INDEX  
古館伊知郎の「蛇口」デマゴギー - 局長会と全逓は抗議と提訴を
b0018539_12551713.jpg周知のとおり、郵貯と簡保の資金が財政投融資に流れる仕組みは、2001年の財投改革によって制度的には既に断ち切られている。従来のように郵便局に集まった国民の資金が大蔵省理財局に強制預託されて、それを資金運用部がフリーハンドで公社公団に垂れ流すというシステム(蛇口)は廃止されている。郵貯と財投をめぐるいわゆる入口出口論(蛇口論)においては、この制度的事実の存在が重要で、この事実を無視したり、あるいは事実に無知なまま「郵政民営化」を議論することは許されない。この点は、一昨日の生放送でも岡田克也が古館伊知郎に厳重に釘を刺していた問題なのだが、古館伊知郎は頭が悪すぎて一晩経ったらそれをあっさり忘れたのか、それとも意図的に無視したのか、昨晩も公明党の冬柴鉄三との対談で、財政の資金蛇口を閉めるために郵政民営化が必要だという持論を繰り返していた。これは郵政民営化推進論者の常套句であり、テレビで(短い時間)に大衆に向けて「郵政民営化」の正当性を説得する際のキラートークである。そして根拠のないデマゴギーである。

More
[PR]
# by thessalonike | 2005-08-12 23:30 | 郵政民営化 ・ 総選挙 Ⅰ (15)   INDEX  
刺客芝居 - 「郵政民営化」を争点演出する小泉首相の政治詐術
b0018539_12444735.jpg選挙戦はいま始まったばかりで、これから一ヶ月間の長丁場が続く。趨勢がほぼ見透されて来るのは投票から五日ほど前の9月6日頃だろう。それまで様々な駆け引きと紆余曲折がある。この一ヶ月間を設計図どおりリードできた方が勝利するに違いなく、その点、序盤戦は解散を周到に準備してきた小泉首相が主導権を握って思惑どおりに戦局をドライブしているように見える。先手必勝の理。選挙で最も重要なのはモメンタム(勢い)だ。解散の夜に行った演説は選挙戦序盤の構図を形作る上できわめて重大なインパクトを与え、マスコミに選挙の争点を郵政民営化であると宣伝させる情報工作に半ば成功し、また第一幕を小泉政権対造反派の報復抗争劇として演出することにも成功した。これから暫くの間は、新しい刺客の顔と名前が登場して、それに対して造反側がワンパターンの反論をするという展開が続く予感がする。電波で流される選挙の議論は必然的に郵政民営化問題に収斂され、有権者にはその情報しか入らず、否が応にも「郵政民営化」を争う選挙構図に誘導される。

More
[PR]
# by thessalonike | 2005-08-11 23:30 | 郵政民営化 ・ 総選挙 Ⅰ (15)   INDEX  
小泉政治の終わりの終わり - 「構造改革」の嘘の露呈と終焉
b0018539_11285636.jpg大差で法案否決という予想は的中したが、内閣総辞職という持論の予想は外れた。意外であり、また若干忸怩たるものがある。総辞職は完敗であり、解散総選挙ならば勝利の目があるとして賭けに出たのだろうが、まさに変人。国政の私物化もいいところだ。常識で考えれば自民党は大敗して政権を失う。投票日までの一ヶ月の間、小泉首相が何を仕掛けてくるのか、ウイニングストラテジーが読めない。参院での自公多数を担保にして、何かウルトラCの政界再編の秘策を隠しているのだろうか。分裂選挙では分裂そのものが選挙の議論の対象になり、選択の関心の焦点になる。結束している方が強く、分裂している方が弱いのは当然だ。自民党は小泉執行部側も造反議員側も「分裂」について説明をしなければならず、自己正当化の理屈を動員しなければならない。そこですでに内部消耗し、外に対する説得力のエネルギーを減殺する。私は都議選の結果について「小泉政治の終わりの始まり」と総括したが、ドラマは展開の速度を加速させて、それから僅か一ヶ月で「終わりの終わり」の入口に到達した。総選挙は小泉政治の「終わりの終わり」である。

More
[PR]
# by thessalonike | 2005-08-09 23:30 | 郵政民営化 ・ 総選挙 Ⅰ (15)   INDEX  
小泉「郵政民営化」の変遷 - 市場原理主義者に丸投げの失敗
b0018539_14284646.jpgネットの中でも、TVの街の声でも、郵政民営化は小泉構造改革の重要な柱であり、国民のために必要な政策だから国会で法案を通す必要があるという意見をよく聞く。そういう呆論を吐いている人間の殆どは、都市在住の、マスコミの改革プロパガンダで洗脳された観念倒錯者であり、また、郵便局で働く職員が失業者になるのを見たり、過疎地で暮らす人間が不便になり不幸になるのを見て喜んでいる自称「弱肉強食主義」の精神異常者である。この十年間にそういう精神異常者が日本中でやたら増えた。不愉快きわまりない。現時点で「小泉構造改革」を支持するという人間は、よほどの白痴でなければ、自覚した新自由主義の前衛であり、日本国を潰して日本を合衆国の一州にしようとする狂信的な米国盲従主義者である。自分も米国人と一緒になって日本人多数を奴隷にし、その生き血を吸い取って生き残ろうとしているのだ。そういう日本人は少なからずいる。丸の内とか、六本木とか、品川港南口とか、ピカピカの高層ビルが建ち並ぶ東京の新しい街の近辺には、そういう頭がおかしくなった日本人が大勢いる。

More
[PR]
# by thessalonike | 2005-08-08 23:30 | 郵政民営化 ・ 総選挙 Ⅰ (15)   INDEX  
祈りの日 - 「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」
b0018539_16322395.jpg今日は慰霊の日。毎年の事ながら平和記念式典の中継に感動させられる。NHKらしさを感じる秀逸な映像。広島放送局が制作しているのだろうけれど、経験の積み重ねがきちんとあり、同時に一瞬も気を緩めない緊張感があり、また世代を繋ぐ文化的伝統の継承がある。何度もリハーサルを重ねて生の本番を撮っている。一年に一回だけ、わずか半時間の中継放送に賭けるスタッフの思いがよく伝わって来る。この平和記念式典の中継と大晦日の『行く年来る年』の二つが、私にとってNHKらしい価値のある素敵な番組である。被爆六十周年はあるが被爆七十周年はないのだという被爆者のメッセージもよく届いた。今年の秋葉市長の平和宣言もよかった。秋葉市長の平和宣言は格調高く、心に残るもので、『ニュースステーション』で全文の朗読を放送した年もあった。今年の平和記念式典はCNNが生中継したと言う。日本の政治家の中でも、中身のある感動的な演説ができる人間がいるのを見て、米国の報道関係者やTV視聴者は驚いたに違いない。

More
[PR]
# by thessalonike | 2005-08-06 23:30 | 憲法 ・ 改憲 ・ 平和 (7)   INDEX  
安明進証言と蓮池薫証言の矛盾 - 国家的謀略としての拉致問題
b0018539_12564998.jpg先週の出来事の中で最も重要でショッキングな事件だと思われたのは、北朝鮮拉致問題をめぐって国会に招致され参考人証言した安明進の発言内容に対して、拉致被害者の蓮池薫がそれを否定した報道である。この問題を論じ始めると右翼から大量のスパムコメントやスパムトラックバックの嫌がらせが来て憂鬱になる。北朝鮮拉致問題に限って言えば、わが国に言論の自由はない。拉致被害者やその家族を少しでも批判する言説は、戦前の「不敬罪」の如きレッテルを貼られて袋叩きの目に遭わされる。拉致被害者と拉致被害者家族はアンタッチャブルの存在だ。マスコミは彼らを聖人のように崇め奉るしかなく、放送と活字の世界では経済制裁を煽る言論しか許されない。拉致事件の真実の解明を求め、そして経済制裁に反対する言論は、こうしてネットの隅で匿名を保護された環境でしか最早不可能なのである。最近の報道番組で誰かが「日本の外交は拉致問題に拉致されている」と発言していたが、外交だけでなく日本の言論の全てが拉致問題に拉致されている。私は前に「北朝鮮拉致問題は現代の満州事変である」と論じた

More
[PR]
# by thessalonike | 2005-08-05 23:30 | 北朝鮮問題考 (10)   INDEX  
小泉「改革」の黄昏 - マスコミの改革プロパガンダとその破綻
b0018539_11502995.jpg否決で流れは固まった。私の予想どおりである。採決を来週に延ばしたのは可決票を固めきれなかったからであり、単なる時間稼ぎである。どれほど時間を稼いでも賛成票は増えない。首相は不利になるだけだ。来週の政局は否決前提で動いて行く。この期に及んでも郵政法案は可決すると言っている岸井成格は気が狂っている。こんな男をテレビに出すべきではない。昨日まで僅差で法案可決と言っていた福岡政行は、今朝になって一転して法案否決に予想を変えた。いい加減な男である。何の分析能力もない床屋政談男。こんな男に政治学者を名乗る資格はない。二人とも単なる小泉のイヌだったのであり、イヌが水に落ちて惨めな姿を曝しているだけだ。昨夜、森派は幹部が料亭に集まって対策を協議していた。否決を見越して小泉首相に解散を断念させる方策を模索していたのであり、総裁選になった場合の森派の候補を福田康夫で一本化する談合をしていたのである。安倍晋三はずしの密謀だ。森派そのものがポスト小泉で動き出した。

More
[PR]
# by thessalonike | 2005-08-04 23:30 | 郵政政局 ・ ポスト小泉 (10)   INDEX  
黒木瞳主演ドラマ 『二十四の瞳』 - 渡辺恒雄晩節の「反靖国」
b0018539_1250333.jpg終戦記念特別ドラマ『二十四の瞳』を見た。主演の黒木瞳はいつ見ても魅力的な女優だが、昨夜の番組でもひときわ輝いていた。日本の女であれば誰でも黒木瞳のようになりたいと思う。いい時にいい仕事に恵まれてよかった。日本を代表する女優は何人かいて、私の場合は宮沢りえと黒木瞳と仲間由紀恵の三人に指を折るが、母であり妻である四十四歳の黒木瞳は三人の中では別格の存在と言える。二十代から四十代を演じたところが見どころだと本人も言っていたが、まさにそのとおりで、いい感じで演じ分けていた。新任の大石先生はどこまでも若く可愛いのである。メイクと笑顔の表情でそれを作っているのだが、黒木瞳の笑顔が溌剌として若さに溢れている。後で映像を見て本人も満足だったに違いない。自信を持って自分の二十代の演技を見てくれと宣伝していた。由美かおるも立派で、日本の女に夢と希望を与え続けるが、黒木瞳も同じである。あと十年経っても若々しい二十代の女を演じられるのではないか。

More
[PR]
# by thessalonike | 2005-08-03 23:31 | 靖国問題 (10)   INDEX  
永岡洋治の死と郵政の政治闘争 - 憎悪と執念の修羅場へ
b0018539_14385531.jpgマックス・ウェーバーは『職業としての政治』の中で、政治とは情熱と判断力の二つを駆使して堅い板を粘り強く刳り貫く忍耐の要る作業であり、そしてどのような現実と境遇に置かれても、挫けず諦めずに挑戦を続ける者のみが政治への天職(ベルーフ)を持つのだと言っている。そうしたウェーバーの古典的な「職業としての政治」の観点からすれば、今回の永岡洋治の不幸はあまりに虚弱で、政治家の資質を著しく欠くものと思わざるを得ないが、昨年から精神を病んで通院していた永岡洋治にとって、この夏の政争は傷んだ心の傷口をさらに押し広げる耐えられない苦痛だったのだろう。噂では次の選挙で中村喜四郎に票を回すと脅されたらしい。永岡洋治は過去二回選挙に落選している。東大法学部からハーバード大、農水省のキャリア官僚と挫折知らずのエリート人生にとって、二度の落選と浪人の憂き目は辛く厳しいものであり、その悪夢は心を蝕み、生きる意欲を失わせるほどの重苦だったに違いない。結局、党の脅しに屈して白票を入れた。

More
[PR]
# by thessalonike | 2005-08-02 23:30 | 郵政政局 ・ ポスト小泉 (10)   INDEX  
ウイニング・ストラテジーの隘路 - 郵政解散をめぐる政治情勢
b0018539_11524569.jpg立花隆による郵政政局の解説が上げられていて、その中で、政治評論家の浅川博忠が『週刊現代』に寄稿した記事を紹介しながら、衆院解散の必至性と総選挙での自民党敗北を予想している。私は四週間ほど前に示した見通しから特に立場を変えておらず、このまま情勢が推移すれば参院での採決はなく、衆院の解散もなく、小泉内閣が総辞職して自民党総裁選が始まるだろうと予測している。万が一の事態があるとすれば、それは小泉首相が靖国政局を仕掛けて行く奇策だろうかと考えているが、現時点ではその動向がよく見極められない。政権と党執行部は必死で反対派の切り崩しを図っていて、採決までは時間はまだ十分にある。可決か否決かの票読みはギリギリの段階まで続けられるだろうし、可決の目処が立たず採決を見送って継続審議に回す場合は一日で格好をつけられる。いろいろと可能性を考えてアドバルーンを上げておくだろうし、勝負はお盆前の会期末最後の日程まで縺れ込むだろう。

More
[PR]
# by thessalonike | 2005-08-01 23:30 | 郵政政局 ・ ポスト小泉 (10)   INDEX  
サザンの新曲と衝撃のレゲエダンス - 夏を弾みに時代を前へ
b0018539_14393011.jpg巨人戦が面白くないのでチャンネルを変えてテレビ朝日の歌番組を見ていたら、サザンオールスターズが出演して新曲『BOHBO No.5』を披露していた(29日)。ご覧になられて衝撃を受けた方も多いと思うが、前景に配されたダンスが圧巻で、曲の間は釘づけにされ、見終わっても暫く放心状態が続いてしまった。素晴らしいと言うにはあまりにショッキングで、ショッキングとだけ言ってしまうと感動を素直に告白できない。サザンオールスターズは常に挑戦的で、時代の常識を破壊してくる。番組の性格や時間帯を考えれば、あのレゲエダンスは放送コードをバイオレートするポルノだ。中学生以下の子供が一緒に見ている茶の間にストレートに出すべき映像ではない。だが、見終わって思ったことは、あれを見た父親も母親も、そして子供も、レゲエを踊る女たちの動きに心を奪われ、サザンの強烈なメッセージに折伏され、それを否定する言葉を見つけられないまま納得了解させられたということだろう。

More
[PR]
# by thessalonike | 2005-07-31 23:30 | プロフィール ・ その他   INDEX  
Blog Status Report July 05 - 滝鼻オーナーに暑中御見舞
b0018539_1224571.jpg7月も終わり。この週末を過ぎると世の中は完全に夏休みに入る。慰霊と終戦回顧の季節を迎える。今年は靖国参拝に郵政国会の政局が加わって波乱の予感が漂っている。政界と報道の人間はとても夏休み気分ではないだろう。六カ国協議が終われば、この国の近隣の人々の目は小泉首相の動向に一斉に注目する。落ち着かない気分の夏である。来週も引き続き郵政国会の政治をトラックして行くが、永田町の動きを一瞥した限りでは、解散になっても動じない構えを見せているのは公明党だけで、他の政党は自民党も含めて全員が腰が引けている。無駄な出費が嫌なのだろう。ポスターを刷ったり貼ったり、集会の手配をしたり、運動員を雇ったりのカネを使うのが面倒なのだ。解散がなければ出費はしなくて済む。小泉首相と党執行部の戦略は、衆院議員の選挙回避のマインドをマキシマムにして、それを参院反対派議員への圧力にすることだが、果たして成功するだろうか。

More
[PR]
# by thessalonike | 2005-07-29 23:04 | プロフィール ・ その他   INDEX  
六カ国協議外交における日本の敗北 - 勝利したのは中韓朝三国
b0018539_1242682.jpg26日に釣魚台迎賓館で撮影公開された六カ国協議代表団の映像が面白い。日本のマスコミでも今回の六カ国協議における「日本はずし」が強調されて報道されているが、これほど顕著に「日本はずし」の実相をプレゼンテーションする絵はないだろう。テレビで見ていた印象では、右端に並ばされた佐々江賢一郎が必死に右腕を伸ばして、他の代表たちと掌を合わせようとするのだが、それを隣の韓国の宋旻淳がサポートせず、またホストの中国の李肇星外交部長がそれを素知らぬ顔で流して、左手で佐々江賢一郎の手を取るという構図を作っていた。意地悪をしていると言うのは言い過ぎだろうが、何となく中韓両国が最初からこの「絵」の演出を企図していたように思えてならない。代表団が手を合わせる中心が北朝鮮の位置、つまり左側に大きく寄っている。今回の六カ国協議の主役が北朝鮮と米国であり、それを纏めるのが中国だというメッセージが送られている。二年前(第一回協議)の写真を添付するので較べ見て欲しい。

More
[PR]
# by thessalonike | 2005-07-28 23:30 | 北朝鮮問題考 (10)   INDEX  
プロ野球改革構想 - パ会長は西和彦、コミッショナーは古田敦也
b0018539_124074.jpg25日夜の『報道ステーション』に星野仙一が出演して、プロ野球改革について話をしていたらしい。25日の朝日新聞の社説でも機構側が出した中途半端な改革案を批判する記事が掲載されている。昨年の騒動があり、構造改革の動きが始まった今度ばかりは、機構も自由獲得枠を廃止し、ドラフトを完全ウェーバー制に戻すかと思われたが、蓋を開けてみれば骨抜き改革案になっていた。古田敦也が怒るのも当然であり、秋に向けて我々はまた古田敦也と選手会の闘争を応援しなければならない。いま日本のプロ野球人気全体が落ち目にあると言われている。オールスター戦の視聴率が過去最低を記録して、第一戦インボイス球場の切符も売れ残ったと言う。昨年あたりから目につくようになった光景で、今年は特に顕著だが、テレビ中継している神宮球場と横浜球場の巨人戦で空席が目立つ。スタンドの高い位置の席や内野席の奥の方ではガラガラの状態になっている。前代未聞でとても巨人戦の実況とは思えない。さすがに東京ドームはそれほど酷い状態ではないが、来年は同じ状況になるのではないか。

More
[PR]
# by thessalonike | 2005-07-27 23:51 | プロ野球関連 (5)   INDEX  
祝 前田智徳オールスターMVP - 復活せよ、広島市民球団
b0018539_1225790.jpgオールスター第二戦で広島カープの前田智徳がMVPを受賞した。テレビ朝日の番組では試合後のヒーローインタビューは見れなかったが、試合途中でインタビューを受ける場面があった。前田智徳が全国中継のマイクとカメラの前で喋るのを見たのは初めてで、どういう映像になるのか(少し大袈裟だが)固唾をのんで見守っていた。解説者からの質問が気に障って、そのままベンチに帰ってしまうようなハプニングが起きるのではないかとハラハラしたのである。意外に受け答えは普通の常識ある男のものでホッとした。と同時に少し拍子抜けさせられた。天才と言われ続けているこの男は、とにかく万事が個性的で、それは野球の実況を見ているだけでも十分伝わってくる。打席に立っているときの態度も他の打者とは全く違う。塁に出た後の所作も他の選手とは違う。常に唯我独尊で我が道を行くのプレーを貫徹している。自分の納得できるバッティングをすることしか関心がないようで、得点することも、試合に勝利することも、他のことは何も眼中にないように見える。

More
[PR]
# by thessalonike | 2005-07-26 23:33 | プロ野球関連 (5)   INDEX  
「直球勝負」の欺瞞 - 清原和博の球宴本塁打記録は無価値
b0018539_1153364.jpg22日のオールスターゲーム第一戦について、マスコミは清原和博と松坂大輔の「直球勝負」の醍醐味を激賞する記事を書いて囃しているが、そのような見方には納得できない。球宴で相手投手に直球だけを投げろと要求し始めたのは清原和博だが、ノセられた投手を含めて周囲がそれを批判せず、お祭りだからいいやと容認するようになった結果、日本の球宴文化は歪み始めた。ストレートだけで勝負すれば打者に有利になるに決まっている。どれほど速い球を持っていても、変化球を投げなければ速球は武器として生きない。直球と変化球の二つがあり、タイミングの変化があるからこそ速球が威力を持ち、変化球が威力を持つのである。最初から変化球が封じられた投手の投球などバッティングピッチャーと何ら変わるところはない。打たれて当然だ。それでは本当の意味の真剣勝負にはならない。そのような見せ物は野球ではなく、まして年に一度の祭典である球宴で見せるべきものではない。TBSの筋肉番組ででもやればよい余興である。投手の武器をフルに駆使してこそ真剣勝負ではないか。

More
[PR]
# by thessalonike | 2005-07-25 23:30 | プロ野球関連 (5)   INDEX  
靖国参拝の意味と目的 - 平和外交路線の破棄と転換の宣告
b0018539_1253767.jpg小泉首相の靖国参拝についてそれを批判する議論は、いわゆる国益侵害論の視角からのものが多い。日本国の首相が靖国神社へ参拝すると中国や韓国の人たちの感情を害して怒りと反発を買う。それは中国や韓国で商売している日本企業の経営を直撃し、経済関係を著しく損なう。だから靖国参拝は慎重にした方がいい。こういう論理である。読売・朝日・日経を含めた現在のマスコミの一般的論調であり、世論の大勢となっているものであり、参拝反対論の代表的なスタンスである。参拝の中身そのものは問わずに、中国と韓国が反発するからよくない、近隣諸国との関係を侵害するからよくない、無用に波風を立てるからよくないという議論である。中国や韓国が反発しなければ別にかまわないのだ。つまるところ反対論を多数世論にするためには、ここまで譲歩と妥協をしなければならなくなったという事であり、靖国参拝そのものを批判する議論と立場が国内で勢力を失っている政治的現実が示されている。朝日新聞は操作的な世論調査を使って靖国神社を「戦死者を追悼する場所」であるとさえ言い始めている。

More
[PR]
# by thessalonike | 2005-07-22 23:30 | 靖国問題 (10)   INDEX  
靖国神社の性格規定 - 反戦後民主主義・反日本国憲法の象徴
b0018539_11463196.jpgブログで前にも論じた問題だが、朝日新聞の中で靖国神社に対する性格づけをめぐって見方が揺れている。靖国神社とは何かという定義のところで内部に動揺と混乱があり、それが社説の主張のぶれとなって現れている。あるときは靖国神社は日本の首相が戦没者を弔う場所として相応しくないと言い、外国から非難される以前にそもそも参拝は不当だから中止せよと訴え、またあるときは首相の靖国参拝を日本の軍国主義復活だなどと短絡させるのは間違いだと韓国に抗議したりしている。朝日新聞の靖国神社観が定まっていないと不審に思う読者は多いだろう。韓国に対して苦言を呈した後者の側の立場(6月21日)は、従来の朝日新聞とは異なってかなり右寄りの姿勢を示している。朝日新聞の中に二つの見解があり、従来の社是と路線を守ろうとする立場と現在の政治的趨勢に妥協しようとする立場で葛藤があるのである。朝日新聞の中で靖国神社観が定立していない。靖国神社に対する概念規定のところで内部論争がある。

More
[PR]
# by thessalonike | 2005-07-21 23:30 | 靖国問題 (10)   INDEX  
渡辺恒雄の時代の終焉 - 巨人監督要請をめぐる迷走劇の裏側
b0018539_9482113.jpg読売巨人軍の監督交代問題が迷走している。二日前にスポニチを通じて打ち上げた原辰徳への新聞辞令を、それをリークして早期交代の流れを作ろうとした滝鼻卓雄自らが一転して否定した。滝鼻卓雄の一人芝居のように見えるが決してそうではない。裏がある。面白い展開になっている。解説を加えよう。簡単に結論から言えば、監督就任要請を原辰徳に断られたということがある。条件面で折り合わなかったのだろう。原辰徳はグラウンドに復帰するときは仲間(斉藤雅樹・村田真一・吉村禎章)と一緒でなければならない。原軍団一同で東京ドームのベンチに戻るためには個々の同志の了解と準備も必要になる。各局で解説者の仕事を抱えている彼らに7月末から急にユニフォームを着ろというのは無理があるし、堀内体制下で現在コーチを務めている者にも迷惑が及ぶ。それに公式戦のシーズン途中で監督交代の前例を作ると、その累はいずれ自分にハネ返ってくる。巨人軍の栄光の歴史に汚点を作ることにもなる。

More
[PR]
# by thessalonike | 2005-07-20 23:38 | 読売巨人軍考 (7)   INDEX  
巨人軍の監督は渡辺恒雄 - コーチ人事、戦力補強、選手起用
b0018539_9481025.jpgスポニチのスクープは滝鼻卓雄による意図的リークで、すなわち原辰徳に対する新聞辞令であり、その目的は二つあって、一つはオールスター戦前に堀内恒夫に辞表を提出させることと、オールスター戦後にベンチに入る原辰徳に指揮権の制限の条件を飲ませることである。新聞辞令が出た以上、堀内恒夫は事実上の解任内定であり、原辰徳が拝命を固辞する以外に馘首の運命から免れることはできない。滝鼻卓雄はスポニチの記者に週内に原辰徳に正式要請すると言っていて、すなわちこれから三日から四日の間に条件面を詰めて、週末に正式就任の記者発表をするという日程なのだろう。原辰徳にとってはこれからが正念場であり、断るか、引き受けるか、断る場合はどのような理由と体裁を取り繕うのか、厳しい駆け引きの日々となる。場合によっては渡辺恒雄の支配する読売グループと永久に決別して浪人になる覚悟を決めなければならなくなる可能性もある。渡辺恒雄の軍門に降るか、それとも公然と反逆するか。

More
[PR]
# by thessalonike | 2005-07-19 23:43 | 読売巨人軍考 (7)   INDEX  
危篤状態に陥った読売巨人 - 原辰徳の監督就任には紆余曲折
b0018539_15475571.jpg巨人が原辰徳に来季の監督就任を要請することになったという一報が出された。スポニチのスクープのようだが、私の見たところではこれは滝鼻卓雄が流したものに違いない。報知のサイトには何の情報も確認できない。滝鼻卓雄は渡辺恒雄のパシリだが、巨人軍四首脳(渡辺恒雄・滝鼻卓雄・清武英利・内山斉)の中では現状に最も強い危機感を抱いていて、早期改革への着手を焦燥していた男である。堀内恒夫を一刻も早く馘首して、後半戦開始前に後任監督の新体制を発足させようと奔走していた。この時期に後任監督人事を発表したのは、堀内恒夫に早く辞表を出せと迫っているのである。滝鼻卓雄は堀内恒夫に辞表を出させたいのだ。解任はできないのである。解任すればニ年前に原辰徳を更迭して堀内恒夫を監督に就けた渡辺恒雄の責任問題が浮上する。自分から詰め腹を切らせなくてはいけない。それからまた、この報道は原辰徳には寝耳に水で、事前に了承を取ったものではないだろう。記事の書き方を見ると、原辰徳が要請を受けるかどうかは微妙と書いている。

More
[PR]
# by thessalonike | 2005-07-18 23:46 | 読売巨人軍考 (7)   INDEX  
なぜ巨人戦中継は面白くないのか - ドラマとスピードの欠如
b0018539_21371373.jpg巨人戦のナイター中継の視聴率が6%を切ったという報道があって驚いている。こんな時代が来るとは思わなかった。現在のプロ野球の球団の中では明らかに阪神の人気が図抜けている。観客動員数でも巨人を上回るだろう。NHKで世界遺産の番組があるとき以外は他に見るものもないので巨人戦の野球放送を見ているが、確かに面白くない。私はアンチ巨人の視聴者立場なので、巨人が負ければ面白いはずなのだが、特に昨年から今年にかけては一向に興奮や感動を覚えないのである。具体的に理由を挙げてみよう。重要な問題だと思われるが、巨人の野球には攻撃面でのスリルがない。緊迫したドラマの展開がないのだ。長距離砲が順番に出てきて打席で打つだけ。出塁しても盗塁の場面がない。ヒットエンドランがない。ベンチワークの要素が何もない。野球の攻撃の楽しみがないのだ。攻撃に厚みがない。足のある選手がいないので攻撃の展開が淡白になる。これは巨人の弱さの原因であるとともに視聴者にとっての魅力のなさである。

More
[PR]
# by thessalonike | 2005-07-15 22:39 | 読売巨人軍考 (7)   INDEX  
大詰めを迎えた六ヶ国協議 - 蚊帳の外に置かれた日本外交
b0018539_1031207.jpg当ブログでも頻繁に取り上げて紹介している中国国務委員の唐家旋が13日に北朝鮮を訪問して金正日と会談した。唐家旋は中国の外交政策を統括する最高首脳だが、外遊するのは本当に珍しい。常に釣魚台迎賓館の奥の間で外国から訪中してきた首脳クラスと会うのが仕事で、その姿はまさに往年の中華王朝の朝貢外交を彷彿させるものだった。自分からは絶対に外に出ない。国務委員になってからは米国も日本も一度も訪問していないはずである。その唐家旋が平壌へ動いた。今回の北朝鮮訪問が中国にとって並々ならぬものであることを示している。唐家旋の訪朝は、唐家旋が北京でライス長官と会った次の日に行われていて、素早い身の動きに注目される。訪朝の内容について米国側と最終的な調整があったのだろう。26日からの六ヶ国協議の中身がこうしてビシビシと固められているのであり、協議全体の成果について北朝鮮に受け入れさせるべく唐家旋が詰めに行ったのだ。つまり今度は絶対に卓袱台をひっくり返すなよと釘を刺したわけである。

More
[PR]
# by thessalonike | 2005-07-14 23:30 | 北朝鮮問題考 (10)   INDEX  
ポスト小泉の政治 - 総裁選は安倍晋三と野田聖子の一騎打ち
b0018539_11531744.jpg一週間前に私がここで予想したとおり、マスコミ各社は週末に行った郵政民営化に関する世論調査をニュース番組で発表した。画面でチラッと見ただけなので質問内容や正確な数字は覚えてないが、NHKの7時のニュースで放送された数字でも、郵政法案を今国会で成立させるべきかという質問に対して、慎重にせよという意見が成立を急げという意見を数で上回る結果を出していた。テレビ朝日の『報道ステーション』の方はさらに過激で、今国会での郵政法案に対する小泉首相の政治姿勢を強引すぎると批判する票が57%で、強引ではないと支持する票が31%という結果になっていた。こういう質問をこの時期に出せば、こういう結果が返ってくるのは見えている。これまで郵政事業民営化を「小泉改革の本丸」だと囃して煽っていたマスコミが、手の平を返したように小泉批判へと方向転換した。テレビ朝日はこの政局が嬉しくてたまらない。朝日新聞の幹部たちが小躍りしている様子が目に浮かぶ。これで暫く猪瀬直樹も松原聡もテレビ出演はご遠慮願いますということになるだろう。政局と倒閣の夏が来た。「改革」の旗振り役は終わり。

More
[PR]
# by thessalonike | 2005-07-13 23:30 | 郵政政局 ・ ポスト小泉 (10)   INDEX  
Indexに戻る