本と映画と政治の批評
by thessalonike
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北朝鮮問題考 (10)
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中国における対日重視 - 王毅、唐家旋、江沢民、鄧小平
b0018539_825788.jpg「靖国」で対応要求 唐国務委員が見解

【北京12日共同】中国の前外相で対日外交政策の事実上の責任者である唐家旋国務委員は12日、中国での反日デモで揺れる日中関係について「肝心な問題は靖国(神社参拝)問題だ。関係改善にはこの問題は避けて通れない」と述べ、日本政府が首相の参拝中止など適切な対応を取るよう求めた。日中間の最大の懸案の一つとして東シナ海のガス田試掘問題を挙げ、日本が民間業者に試掘を許せば「問題が根本的に変化する」と強く警告した。ただ対日重視に基本的な変化はないとした。共同通信の山内豊彦社長との会見で述べた。先週末の反日デモ発生後、中国政府高官が日中関係全般について見解を述べたのは初めて。中国側が東シナ海のガス田試掘に、これほど強く警告したことはなかった。
[ 04月12日 21時38分 ]


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# by thessalonike | 2005-04-15 23:30 | 中国の反日デモ (10)   INDEX  
ファシズムの中の「反日」 - 戦前の南原繁と丸山真男
b0018539_12375725.jpg国内政治から野党(批判勢力)が消えた現在、私の中では、韓国と中国の動きはむしろ希望を託す「味方」的存在になっている。中国や韓国の主張の方が正当で、歴史普遍的であり、日本人にとっても幸福に繋がるものだという確信から離れることができない。たとえこの国の中で完全に孤立した絶対的少数者の立場になっても、自己の信念の問題として、こうして個人で言論を発信できる環境にあるかぎりは、口を噤(つぐ)むことなく少数意見を公論として示してゆくべきだと思う。現在の日本はファシズムの思想的環境にある。そういう気分をどのような表現で伝えれば人に説得的に響くものか迷い悩む。が、ファナティックな右翼国家主義に染まったネットの世界を眺めながら、鬱々として思い出すのは、丸山真男が書いた戦前の南原繁の思い出である。ブログ記事として引用の分量が多くなるが、肝心な部分の抜粋を試みよう。

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# by thessalonike | 2005-04-14 23:30 | 中国の反日デモ (10)   INDEX  
中国の対日不信 - 72年の「日中共同声明」に対する違約
b0018539_1537105.jpg4月9日に北京市内で起きた反日デモは、若者を中心とした自然発生的なものであると同時に、背後に中国の明確な国家意思があり、それが日本に対してメッセージされたものとして我々は受け止めるべきだろう。「官民一体」は基本的に事実である。無届の集会でありながらデモ隊は警官隊による規制をほとんど受けず、暴徒による日本大使館への投石にも当局が強制排除した様子が見えない。中国のテレビが事件をどのように報道するか不明だが、一部始終は参加者がネットを通じてすぐに情報伝達するだろうし、それによって中国の一般国民は72年の日中国交回復以来の首都での反日デモの事実を知り、またこの動きに対する中央政府の感触を掴むことになるだろう。今後を予想すれば、日本の国連常任理事国入りの動きを睨みながら、8月15日の終戦記念日に向けて、さらに活発に各地で反日行動が盛り上がる展開になるのではないか。

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# by thessalonike | 2005-04-13 23:30 | 中国の反日デモ (10)   INDEX  
国連安保理をめぐる韓国の外交戦と戦後六○周年の世界
b0018539_15114887.jpg盧武鉉大統領が10日のドイツ訪問に先立って行われたドイツの有力日刊紙フランクフルター・アルゲマイネとのインタビューで最大の外交安保懸案である韓日関係、北朝鮮の核問題、南北統一問題などについて一歩踏み込んだ立場を表明した。 盧大統領はインタビューでまず、次第に激化している韓日両国の葛藤は日本側に責任があると断定した。

特に「日本の態度は人類社会が共に追求すべき普遍的価値にそぐわない」とし、「侵略と加害の過去を栄光と考える人たちと一緒に生きるのは全世界にとって大きな不幸」と強く批判した発言が目に付いた。 これまで盧大統領が数回に渡って述べた対日発言のうち、もっとも厳しい発言という意見に異論はない。

(朝鮮日報 「日本の態度は人類社会の普遍的価値にそぐわない」 2005/04/08 14:24)


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# by thessalonike | 2005-04-12 23:30 | 竹島問題・日韓関係 (8)   INDEX  
竹島問題(3) - 暴走しているのは日本のネオコンである
b0018539_16341774.jpg今月号の岩波『世界』が盧武鉉大統領の3月23日の談話を掲載している。最近思うのは、もはや日本の国内には政治勢力としての野党が消え失せ、代わりに、結果的に韓国や中国が日本政治における野党の役割を果たしていることである。国内に右翼化の進行を抑止できる存在がなく、情けないことに政治のチェックアンドバランスの機能を近隣諸国の政府と世論に期待している。大政翼賛会の原状に復帰した日本の国会には何の仕事もなく、与野党間には何の政策的対立もなく、国民の関心も集まらず、議事堂は暇な議員が昼寝して携帯で遊ぶ休憩場所となっている。社民党や共産党には存在感の影もなく、絶滅危惧種同然の姿を晒しながら、それでもなお微塵も危機感が感じられない。選挙になれば同じ顔が出てきて同じことを言い、同じように惨敗して終わり。無責任きわまりない。

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# by thessalonike | 2005-04-11 23:30 | 竹島問題・日韓関係 (8)   INDEX  
竹島問題(2) - 町村答弁の欺瞞               
b0018539_803397.jpg韓国大統領の批判は残念 靖国参拝問題で外相

町村信孝外相は30日午後の衆院外務委員会で、韓国の盧武鉉大統領が韓国国民向けの談話で小泉純一郎首相の靖国神社参拝を厳しく批判したことについて「首脳同士でひざをつき合わせた時に言わず、こういう形で表現されることは残念な思いがする」と述べ、遺憾の意を表明した。外相は昨年12月の鹿児島県・指宿温泉での日韓首脳会談に触れ「せっかく両国首脳が一晩かけてゆっくり話をする場があったのに、こういう靖国問題の提起は私の記憶ではなかった。そういう意味で大変残念だった」と指摘した。  

(共同通信) - 3月30日16時18分


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# by thessalonike | 2005-04-08 22:30 | 竹島問題・日韓関係 (8)   INDEX  
巨人優勝は今季絶望 - 予想どおりの開幕3連敗を寿ぐ
b0018539_11223029.jpg堀内巨人が予想どおりの負け方で開幕カード3連敗を喫した。野村克也や星野仙一も語っていたように、開幕戦はシーズントータルの縮図であり、三日間の内容が一年間を象徴する。どのチームの監督も必勝で臨む。スタートダッシュを期して2月のキャンプと3月のオープン戦を準備する。巨人の戦力と戦い方の中身は、評論家たちが事前に辛辣にコメントしていたとおりであり、先発投手が序盤で先制点を奪われ、逆転しても抑え投手が打ち崩され、終盤の競り合いで相手に一歩及ばずに勝負を落とすパターンとなった。審判の誤審は大きく響いたが、それだけに敗北の責任を全て転嫁することはできない。戦力そのものを見ても、昨年と較べて少し見劣りするものを感じる。それと、特に巨人生え抜きの選手に覇気が感じられない。堀内が「投手陣がシラけている」と言っているが、仁志、二岡、高橋などの打撃陣も闘志が薄弱であるように感じられる。

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# by thessalonike | 2005-04-07 23:01 | 読売巨人軍考 (7)   INDEX  
竹島問題(1) - 日韓関係の欺瞞を暴露した盧武鉉談話
b0018539_11331338.jpg盧武鉉大統領の3月23日の談話に関して、それを多少とも内在的に理解しようとする議論が日本のネットの中に見当たらないのは残念なことである。今回の竹島問題に関する談話発表に際しては、盧武鉉大統領も相当の覚悟と決断があったに違いないが、ラディカルな民主主義者である盧武鉉本来のスタンスが重大な政治的局面でエクスポーズされたものとして率直に評価したいと私は思う。一見して、盧武鉉は迷いながら大統領職をやっている。訪米した時も、訪日した際も、そこで発言する言葉は政治家盧武鉉個人のものではなく、韓国大統領の公式のものでなければならず、常に躊躇と逡巡があり、内面に葛藤と不本意があることを表情に窺わせていた。国家元首の立場と革新派政治家の思想との矛盾の中で呻吟し懊悩しているように見えたのである。信念と信条を本音で語らず、ずっと我慢して押し殺しているように見えた。

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# by thessalonike | 2005-04-06 23:30 | 竹島問題・日韓関係 (8)   INDEX  
祝公式戦開幕 - パ連盟を復活させる三人の若き英雄  
b0018539_15424827.jpg岩隈と大輔と和田が揃って投げていい投球を見せた26日の開幕戦。まさにパ連盟のスポーツエンタテインメントの醍醐味を証明した一日。こういう日が一週間に一回でもあれば嬉しい。三人ともよかったし、脇役になったが、清水もミラバルも川越もよかった。公式戦初戦に賭けた必勝の気合。生まれ変わるパ連盟。翌27日の朝日新聞の主役は岩隈久志で、一面と運動面の二面に大きな写真が掲載され、感動的な今季初勝利の大業が祝福されていた。まだわずか23歳。この試合、岩隈は絶対に負けてはならなかったし、また仮に勝ったとしても打ち崩されてはいけなかった。まさに日本海海戦時の連合艦隊と同じ。必勝しかない断崖絶壁の立場。負ければ昨年からの移籍のドラマに泥を塗ってしまう。移籍の正当性の主張を固めるためには完投勝利が必須の条件だった。

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# by thessalonike | 2005-04-05 23:29 | プロ野球関連 (5)   INDEX  
楽天イーグルスの欺瞞 - 歴史的大敗によせて       
b0018539_14161239.jpg26対0の歴史的大敗は、しかし、堀江貴文の言葉を借りれば「想定の範囲内」ということになるだろう。これが東北イーグルスの現在の実力であり、また開幕前から評論家によって指摘されてきた事実であり、したがって今後も幾度も同様の屈辱的な大敗の場面を晒し続けて行くことになるに違いない。千葉マリーンズ相手にこの体たらくでは、最強の福岡ホークスと対戦したとき果たしてどうなるのか。難産の末に誕生した新生球団であり、しかも東北地方初のプロ球団という事情もあって、世間の同情が自然に集まり、美辞美談で修飾演出されがちな東北イーグルスだが、野球チームとしての組織と戦力の内実は本当にお粗末な感を否めない。オーナーの三木谷浩史の商業宣伝と営利目的の論理だけが突出していて、選手も球団も三木谷浩史の出世と銭儲けの道具となってしまっている。

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# by thessalonike | 2005-04-04 23:01 | プロ野球関連 (5)   INDEX  
堀江貴文がテレビに出続ける理由 - 教祖と信者の構図
b0018539_15135499.jpg堀江貴文の本当の狙いは何なのだろうか。それは彼があのように頻繁にテレビに出演している理由について考えると透けて見えてくるように思われる。堀江貴文が株の買収でフジテレビを資本傘下に入れて、テレビ局のリーチでライブドアポータルへの集客を飛躍的に伸ばし、アクセス数でヤフーを凌ぐポータルベンダーになろうとする戦略は確かに分かりやすい。けれども、もし単にフジテレビの乗っ取り(企業支配)だけが目的ならば、あのように激しく毎日テレビに露出して、そこでペラペラと大衆相手に喋りまくる必要はないはずだ。この点は榊原英資も指摘していたことであり、また北尾吉孝も言っていたことである。株取引やM&Aで飯を食っている者は、人前で唇を動かしてはいけないのであり、新聞や雑誌やテレビの人間に追いかけられてマイクを向けられる立場に立ってはいけないのである。

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# by thessalonike | 2005-04-03 23:38 | ライブドア問題考 (2)   INDEX  
乙部綾子の旅立ちの時とライブドア問題の今後の展開   
b0018539_2241558.jpg先週あたりから堀江貴文のメディア露出が少なくなり、代わって広報担当の乙部綾子がテレビ出演のフロントに立つようになった。ライブドアの作戦の変更だが、深読みすると面白いかも知れない。ライブドア社員の年収は平均で400万円程度だと言われている。若い社員が多いせいもあるだろうが、世間一般の大企業と較べてかなり低い相場で賃金が抑えられている印象は否めない。その分、ストックオプションで手当しているという噂もある。乙部綾子の単独テレビ出演は、ストックオプションではないにせよ、ここで芸能界に巣立つ機会を与える堀江貴文の「成功報酬」ではないのか。乙部綾子だって仕事は派手に見えるが、株式会社ライブドアの若手社員の一人である以上、その給与体系の例外に立つ者ではあるまい。テレビ局や芸能プロから声がかかれば、一躍億万長者のシンデレラに化けることも可能になる。

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# by thessalonike | 2005-04-02 22:39 | ライブドア問題考 (2)   INDEX  
なぜ巨人は今年も優勝できないのか - 誤算の構図   
b0018539_18365955.jpg29日に開催された巨人軍激励会に渡辺恒雄が出てきて、またまた生意気な話をしている。昨年、世の中を騒がせた日本テレビ株名義貸し問題や明大一場へ金銭不正供与問題で責任を追及されかけ、オーナーを辞任して隠棲していたかに見えた古狸が、またぞろ復活して人前で老醜を晒し始めた。不愉快なニュースである。滝鼻卓雄や清武英利が何の実権も持たないパシリであることは誰もが承知しているとはいえ、院政を敷いている筈の渡辺恒雄がこうもあからさまに前へ出て来るのを見ると、この男には院政なりリモコン操縦なりの器用な政治手法は到底無理な話で、心臓が止まる瞬間まで公然と独裁権力を誇示し、驕りたかぶるワガママな暴君の姿を新聞記事にし続けて欲しいのだろう。静かにしているのが嫌で苦手なのだ。最後の最後まで幼稚で愚劣で醜悪な男である。

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# by thessalonike | 2005-04-01 23:10 | 読売巨人軍考 (7)   INDEX  
球界再編考(10) - Merry Christmas ジャニーズ岩隈
b0018539_1158593.jpg楽天移籍が決定した岩隈久志に心より勝利の祝福を送りたい。今宵はさぞ嬉しい聖夜だろう。心ない外野席からの誹謗中傷の逆風に耐えてよく頑張った。立派だ。この子は(可愛いのでそう言ってしまうが)若いのに、そして甘いルックスに似合わず、とてもしっかりした精神を持っている。この精神の強靭さこそが、2年連続で15勝の好成績を残した原動力なのだろう。信念があり、タフであり、我慢強い。23歳の若さで、しかもあの抜群のマスクとスタイルを持ちながら、早くから身を固めて、艶福的誘惑より身を隔離している私生活の人格面についても、何やら好感を持てる。一見した印象とは全く異なるサムライの内面を持っているのだろう。岩隈久志の魅力は、何と言ってもあのルックスとスタイルであり、その美しさは見る者を魅了する。星野伸之とか川口和久とか小林繁とか、過去にも絵になる魅力的な投手は多くいたが、岩隈久志を超えるビジュアル・バリューを提供できる者はいないのではないか。釘付けになってしまう。

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# by thessalonike | 2004-12-24 23:06 | 球界再編 ・ 岩隈移籍考(10)   INDEX  
『ハウルの動く城』(1) - ストーリーの破綻、中途半端なメッセージ
b0018539_11285237.jpg期待して映画館に見に行った作品が失敗作だったので大いに失望させられた。『いま、会いにゆきます』への評価では、意外にも極端な少数派の立場に身を置いてしまったので、今回もまたかと心配になり、やはりネットの評判を覗き見たのだが、この評が的確で正鵠を射ている。最も大きな問題は(多くが指摘しているとおり)ストーリーの破綻だろう。物語が支離滅裂で全く内在的な理解と納得ができない。観客は感情移入したくてもソフィーにもハウルにも感情移入できない。最後まで苛立たしく感じさせられる。評者たちは二時間では短すぎると言っているが、私には二時間が長すぎて退屈だった。映像美ではこの物語の破綻の欠点はカバーできない。なぜなら観客の多数はアニメの映像を鑑賞堪能するためではなく、それ以上に宮崎駿の描くドラマのメッセージに共感するために劇場に足を運んでいるからだ。私はこの映画が欧米で高い評価を得られるとは思わない。

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# by thessalonike | 2004-12-22 23:30 | 『ハウルの動く城』 (8)   INDEX  
『ハウルの動く城』(2) - ソフィーは本当にハウルを愛したのか
b0018539_10202144.jpgソフィーとハウルの愛の物語として注目しても、この映画の中途半端な印象は否めない。見る側にとって最もわかりやすい結末は、二人の愛が固く固く結ばれて、その愛の力によってソフィーにかけられた魔法が氷解して、ソフィーの髪の色が黒く元に戻ることだろう。ソフィーの愛によってハウルが失った心を取り戻し、ハウルの愛によってソフィーが奪われた若さを取り戻す。そういう素朴で簡潔なラブストーリーのエンディングをプレゼンテーションしてくれれば、観客も作品に首を捻ってあれこれ無用に言い散らす必要はない。ところが映画はそうはならないのであり、何やら二人は「過去」に出会った経緯があり、時間のズレを引き摺りながら愛し合っているという複雑で微妙な設定になっている。時制をドラマの仕掛(タネ明しの装置)として使う演出は『千と千尋の神隠し』でも使われていた。前作ではその演出がまずまず自然に受け止められたが、今回は後半のドタバタが続く中でその鍵になる大事な逸話が漏らされるので、腑に落ちる感じがせず、逆に違和感を覚えてしまう。

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# by thessalonike | 2004-12-21 23:30 | 『ハウルの動く城』 (8)   INDEX  
球界再編考(9) - 岩隈支持、プロテクトは拉致である
b0018539_1328651.jpg岩隈久志のオリックス残留拒否の意思表明に対して、それをワガママだと非難する声が上がっている。全く本末転倒した議論だ。北朝鮮に拉致された被害者が、日本に帰ろうとして脱出しようとしているのを、それはお前の自分勝手なワガママ行為で、他の拉致された日本人は諦めて共和国定住を決意したのだから、お前も他の連中と同じように観念して北朝鮮に残れと言っているのと同じである。強制的に球団合併を呑まされた元近鉄バファローズのメンバーにとって、身柄をオリックスにプロテクトされる今回の事態は、まさに拉致そのものではないか。北朝鮮による拉致が国家犯罪であるように、オリックスによる近鉄の合併そのものがプロ野球の理念に背反した不当行為なのであり、渡辺恒雄が策した1リーグ制構想実現へ向けての謀略的な一里塚であったのだ。仙台新球団の参入が認められ、2リーグ12球団制の維持が確定した時点で、オリックスと近鉄の合併は実効的に白紙撤回されるべきであった。

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# by thessalonike | 2004-12-20 23:23 | 球界再編 ・ 岩隈移籍考(10)   INDEX  
球界再編考(8) - 宮内義彦を球界から追放せよ    
b0018539_13185691.jpg大揺れに揺れた今年のプロ野球だったが、その余波がまだ続いている。余波を受けて憂鬱な年末を迎えている岩隈久志に心から同情を禁じ得ない。オリックスをこそ球界から追放するべきなのだ。オリックスと宮内義彦をプロ野球界から永久に追放し、球団は堀江貴文とライブドアに任せればよいのだ。楽天と争った仙台新球団参入では、傲慢で不遜な姿勢が祟って世論の支持を集められなかった堀江貴文だが、2リーグ12球団の体制を維持した功労者の一人として世間は功績を認めている。もともと堀江貴文は近鉄バファローズの買収を画して動き、一時はライブドア本社の大阪移転さえ検討に入れていた。大阪ドームを本拠にする新バファローズを堀江貴文が引き取っても何の不都合もあるまい。現在の「憎まれっ子」のままの状態で旧ブルーウェイブが大阪にお国入りするよりも、経営も変えてしまった方が地域の野球ファンの心も一新して応援する気分が出るし、プレーする選手もその方がはるかに意欲がわくことだろう。

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# by thessalonike | 2004-12-18 23:53 | 球界再編 ・ 岩隈移籍考(10)   INDEX  
北朝鮮問題考(5) - 対北朝鮮外交を動かす3つのベクトル
b0018539_1153165.jpgファナティックな制裁論ばかりが喧しい。アジア大洋州局北東アジア課の職員諸君は、一昨日の北朝鮮外務省の談話について各方面から情報収集して分析を加えているところだろう。当ブログの見解がお役に立てればありがたい。日本の北朝鮮外交については非常に複雑な力学構造の存在がある。それを動かしているエンジンは実体としては三つあり、簡単に言えば米国と外務省と右翼である。三者はそれぞれ異なる目的と利害を持って動いている。国内ではこの二年間、外務省と右翼が官邸権力の争奪戦を演じて激しく鬩ぎ合ったが、最終的に外務省が勝利した。中山恭子の罷免がそれを証明する出来事だった。小泉首相が外務省側について日朝国交正常化の名望の方を選択したのである。日本の首相は平均2年でコロコロ変わる。日本の外交に基本的責任を負っているのは外務省であり、国家のグランドオブジェクティブである日朝国交正常化と日露平和条約は、時々の政治家の恣意や思惑に委ねるわけにはいかない。

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# by thessalonike | 2004-12-17 23:30 | 北朝鮮問題考 (10)   INDEX  
北朝鮮問題考(4) - 経済制裁には核実験で対抗する
b0018539_11574199.jpg北朝鮮の外務省報道官が14日に談話を発表して、実務者協議で日本側が持ち帰った遺骨は本物であると主張し、さらに日本国内で北朝鮮への経済制裁の世論が高まっている動向に対して、「万一、制裁が発動されれば、わが国に対する宣戦布告と見なし、強力な物理的方法で即時対応するだろう」と警告を発した。今夜のNHKの7時のニュースも、きっとこの問題で一色に塗り潰されるに違いない。北朝鮮が日本の経済制裁に対して、それを宣戦布告と見なして対抗すると言明したのは一年半ぶりのことであり、昨年春に万景峰号の新潟寄港問題をめぐって日本の国内が騒然としたとき以来である。北朝鮮経済制裁関連法案(外国為替及び外国貿易法の一部改正と特定外国船舶入港禁止法)は、このとき国会に上程され可決成立している。が、そこから一年間の日朝関係は、六ヶ国協議の軌道が敷かれたこともあって比較的平穏な状態が続き、今年7月の小泉再訪朝と5人の拉致被害者の子供の帰還へと推移した。

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# by thessalonike | 2004-12-16 23:30 | 北朝鮮問題考 (10)   INDEX  
北朝鮮問題考(3) - 経済制裁プロパガンダに倦む師走
b0018539_12342671.jpgこの話を始めるとスパムコメント対策が憂鬱になるが、最近のテレビは北朝鮮への経済制裁をあまりに過剰に煽り過ぎている。特にNHKの報道がひどい。7時のニュースは冒頭から横田夫妻が登場して、放送時間の半分をこの話題で埋めている。横田早紀江のワンマン演説番組だ。こういうのをプロパガンダと言うのではないか。横田夫人も最近では語調がテレビに出る政治家のようになり、「めぐみちゃん」の言葉の響きも以前よりわざとらしく聴こえるようになった。昔の真剣さが感じられず、演出を計算してアジ原稿を読んでいる印象を受ける。要するに世論を経済制裁へと誘導するために自覚的にプロパガンダをやっているのだ。すでに単なる拉致被害者家族ではなく一個の政治活動家なのである。それは別によいとして、プロパガンダを全面支援しているNHKについてだが、どうも海老沢勝二の進退問題とリンクしているように思われてならない。辞任阻止のために必死で政治に媚を売っているのではないか。

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# by thessalonike | 2004-12-15 23:30 | 北朝鮮問題考 (10)   INDEX  
ウクライナ情勢と北方領土問題 - 国境線の歴史的変動
b0018539_11114837.jpg日本人から見ればウクライナ問題は対岸の火事の他人事のように見えるが、実は決してそうではない。この問題はわれわれ日本人にとってきわめて重要な意味を持つ。それは関連株がどうとか言った小手先の経済の話ではない。ウクライナ問題は北方領土問題に直接絡む。その点を正当に指摘したメディアの報道や専門家のコメントに未だ接し得ていない。ウクライナの今後の行方は、わが国とロシアとの間の国境線の線引きに大きく影響を及ぼす可能性を孕んでいる。今回、プーチン大統領は来年早々に予定されていた日本訪問を延期した。理由は北方領土問題で日本の外務省が望むところの「前向きな」共同声明の文言を出すのを憚ったためだ。今回プーチンは早々と二島返還の線を日本外務省に打診して牽制し、来日をキャンセルする選択をした。無論、日本の外務省が二島返還では首脳会談を開催できないのを見越した上での策である。訪日を回避したのだ。

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# by thessalonike | 2004-12-13 23:07 | 米大統領選考ほか(5)   INDEX  
『世に倦む日日』 Blog Status Report - 12/12    
b0018539_225617.jpgブログの現在のアクセス状況について、前回10月31日に続いて簡単にご報告をしておこう。『ハウルの動く城』の批評を上げてからアクセス数の増加が著しい。アクセスが多いだけでなく、この作品を取り上げているブログやHPがネットの世界に非常に多くて、他の小説や映画とは比較にならない。まさに国民的なレベルで関心が高い映画だということが分かる。個々のレベルできわめて熱が入っており、現在の日本人の生活の中で宮崎アニメがいかに重要な文化的位置を占めているかということにあらためて気づかされる。今年の師走はまるで『ハウルの動く城』の鑑賞と批評のためにあるようなものだ。まさに日本の文化エンジンとしての宮崎アニメ。宮崎アニメは現在の10代から20代の世代、すなわち日本の青少年における精神のカーネルである。われわれの世代にとってのジョン・レノンと阿久悠。宮崎作品の一個一個が内面を構成する細胞組織になっている。インテリジェンスはカーネルの上に構築される。この世代がこれから日本の経済社会を運営する。

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# by thessalonike | 2004-12-10 23:17   INDEX  
『ハウルの動く城』(3) - キャラクターの意味づけの不安定さ
b0018539_1330161.jpg今回も宮崎アニメらしい魅力的なキャラクターが登場して、それだけで十分楽しめたと満足している宮崎駿ファンも多くいる。だが、キャラクター設定について率直なところを言えば、ドラマの中での役割配置が不明瞭で、ストーリーの混乱に拍車をかけている印象を否めない。全てはストーリーの破綻という一点に収斂する問題だと思われるが、個々について具体的に述べてみよう。例えば荒地の魔女、このキャラクターはどう説明すればよいのだろう。最初は恐るべき悪魔である。観客が感情移入しようとしている主人公ソフィーに理不尽に魔法をかけ老婆にしてしまう。ソフィーを不幸のどん底に突き落とす。ソフィーは生活を失い、憐れにも家を捨て町を出る。ここまでは立派な悪役なのだが、王宮に招請されてソフィーと一緒に階段を上り始める前後からキャラクターのポジショニングがチェンジし始め、ソフィーの操縦する飛行機に乗ってハウルの城に飛び込んで来てからは、魔女の能力と性格を失って只の要介護老婆となり、被扶養者としてソフィーの家族の一員になる。

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# by thessalonike | 2004-12-08 22:30 | 『ハウルの動く城』 (8)   INDEX  
『ハウルの動く城』(4) - 暗喩と象徴             
b0018539_1319495.jpg宮崎アニメの批評だから、作品が象徴するものを論じなければならない。宮崎作品の魅力は映像そのもの以上に意味を考えさせるところにある。意味を考えさせてくれるから宮崎作品は面白く、観客の知性を刺激するのであり、そのことが宮崎駿のインテレクチュアルとしての高い評価にも繋がっている。ところが豈に図らんや、今回の『ハウルの動く城』には特に暗喩と象徴を考えさせてくれる材料がなかった。インパクトが弱いのである。何が何を意味しているのか、誰が何を象徴しているのか、監督の意図と主張はどこにあるのか、それがよく分からない。ネットの中ではジブリファンが宮崎監督を代弁して「愚衆」に向かって見下げた口調で解説を垂れているのだが、どの説明も適当な牽強付会の印象を免れず説得力が弱い。何と言っても今回の作品では宮崎監督本人が口を開いていない。監督がプロモーションのフロントに立っていない。前作のテレビ広告では、宮崎駿自らが自分の言葉で「みんなの中にもカオナシはいます」とメッセージを投げていた。

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# by thessalonike | 2004-12-07 23:30 | 『ハウルの動く城』 (8)   INDEX  
『ハウルの動く城』(5) - 宮崎駿と資本主義的アニメ経営
b0018539_15561769.jpgテーマもメッセージも不明で不可解なこの映画を、宮崎駿は一体何のために製作したのだろう。現在、ネットでの評価は賛否両論真っ二つに割れている。否定派はストーリーの破綻を指摘して納得せず、肯定派は映像美を評価して満足すべしと主張する。公開が始まったのが今からニ週間前の11月下旬で、したがってこの娯楽商品のマスボリュームのカスタマが映画館に殺到するのは、試験休みから冬休みにかけてのこれからのシーズンになる。いまブログや掲示板にコメントを掲載しているのは、主に熱心なジブリファンや映画ファンの趣味の人たちで、言わばアーリーアダプターのセグメントに所属する部分なのだろう。この時期にこの客層で評価が分かれている事態に直面して、あるいはスタジオジブリや日本テレビの関係者は危機感を持ち始めているのかも知れない。果たして興行成績で目標となる前作に並ぶことができるのだろうか。原作の『魔法使いハウルと火の神』は早速ベストセラーになって、書店のランキング上位に躍り出た。

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# by thessalonike | 2004-12-06 23:30 | 『ハウルの動く城』 (8)   INDEX  
『ハウルの動く城』(6) - ブランドとしての宮崎駿     
b0018539_125401.jpg前回、手塚治虫と宮崎駿についてを試みてみた。現在の宮崎駿の地位と境遇は、きっと手塚治虫が生前夢見ていたものを達成した姿と言えるのだろう。アニメ映画の商業的確立と全世界への配給。文化としてのアニメの世界的規模での市民権の獲得。記憶では手塚治虫はアニメ映画(『千夜一夜物語』か『火の鳥』か忘れたが)で事業に大失敗して虫プロを倒産寸前に追い込んだ経緯と蹉跌がある。コミックとテレビの世界では成功して巨匠となり、先駆者としてインダストリーを築き、偉大なカリスマ的存在となったが、渾身の情熱とエネルギーを注いだ映画ビジネスだけは遂に成功させられず、無念を残して60歳の人生を終わった。その手塚治虫の遺業を見事に完成させたのが宮崎駿である。その意味で宮崎駿を手塚治虫の後継者と呼ぶのは誤りではないし、生涯をトータルした業績の面では宮崎駿は手塚治虫を追い抜くだろうし、文化勲章も間違いなく受賞するだろう。今後の海外でのジブリの事業展開とアニメ文化普及の如何ではノーベル文学賞の可能性すらある。

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# by thessalonike | 2004-12-03 23:30 | 『ハウルの動く城』 (8)   INDEX  
『ハウルの動く城』(7) - 星の湖の効果音はレマン湖で録音
b0018539_14155094.jpg『ハウルの動く城』についての論議が続いている。公開からずいぶん時間は経ったが、作品への評価は特に好転した様子はない。ネットの掲示板では「二度以上見るべき」論が以前とくらべて少し減ったように感じられる。初期のコメント投稿者は熱狂的なジブリファンも多かったのだろうが、読売グループが世論操作のために積極的に動員をかけていた印象も拭えない。宮崎アニメはビッグインダストリーであり、下働きするサラリーマンから始まって、出版社、評論家、大学の助教授まで、『ハウルの動く城』でこの冬のボーナスを手にしている頭数は実に多い。三年に一度の稼ぎどきなのである。が、宮崎アニメの「二度見て当然」神話も、今回の作品で翳りを見せることになるかも知れない。感動的な作品だからこそ「二度見て当然」なのであって、わかりにくい作品を理解し解釈するための「二度見て当然」なのではない。そう考えるお客はいない。そこまで行けば、まさに宗教の話になってしまう。映画は基本的に一回勝負の娯楽なのだ。

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# by thessalonike | 2004-12-02 23:30 | 『ハウルの動く城』 (8)   INDEX  
『ハウルの動く城』(8) - 「宮崎駿の世界観」について  
b0018539_11113673.jpgハウル論議の中で気になる問題が一点あったので、この機会に触れておきたい。それは宮崎駿と『ハウルの動く城』を評価する上で、「世界観」というキーワードが頻繁に使用されていることだ。曰く、「宮崎先生の世界観の勝利」とか、「宮崎作品の圧倒的世界観」とか、「宮崎さんの世界観は好きですが」とか..。そういう表現のコメントをよく見かける。気になるのは、世界観の単語を用いて宮崎駿を評価している人たちが、世界観という日本語を正確に理解して使っているのかという問題もあるのだけれど、それ以上に、果たしてこの人たちが言っている「宮崎駿の世界観」とは一体どのようなものを想像しているのかという問題と、また「宮崎駿の世界観」というような言い回しが一体どの辺りから始まって、誰が言い出したのかというオリジナルソースの問題である。世界観という言葉が付けられて作品や作者が評価される例は最近の日本では非常に少ない。逆に二十年前までは日本人はこの言葉を好きでよく使っていた。

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# by thessalonike | 2004-12-01 23:30 | 『ハウルの動く城』 (8)   INDEX  
『いま、会いにゆきます』(1) - 薄くて貧弱、物語も世界も
b0018539_16284570.jpg竹内結子主演の映画の方は、原作の小説よりもさらに評価が高いらしい。小説本体の評判が気になってネットの中で調べたが、やはり多くは高い評価を与えていた。「本を読んでこんなに涙が出るのは初めて」とか「中盤からぐいぐい引き込まれた」とか「ティッシュが要ります」とか書いてある。まるで小泉内閣の支持率のニュースを聞いている時のような暗澹たる気分になった。文学作品に対する人の感じ方はそれぞれでよい。だが、この作品はこの国における読書の秋のシーズンのベストセラーで、市場において村上春樹の『アフターダーク』に匹敵するか凌駕するほどの大いなる存在なのである。私は政治では自分が少数派であることに慣れもし、諦めて嫌々ながら現実を受け入れようとも思うのだが、この小説に対して世の中の多数がこのような絶賛の評価を連ねているのを目撃して、残念と言うか、無念でやるせなく、うら寂しい気持ちになる。日本人の停頓を思わせられる。

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# by thessalonike | 2004-11-26 23:30 | 『いま、会いにゆきます』 (5)   INDEX  
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