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巨人優勝は今季絶望 - 予想どおりの開幕3連敗を寿ぐ
b0018539_11223029.jpg堀内巨人が予想どおりの負け方で開幕カード3連敗を喫した。野村克也や星野仙一も語っていたように、開幕戦はシーズントータルの縮図であり、三日間の内容が一年間を象徴する。どのチームの監督も必勝で臨む。スタートダッシュを期して2月のキャンプと3月のオープン戦を準備する。巨人の戦力と戦い方の中身は、評論家たちが事前に辛辣にコメントしていたとおりであり、先発投手が序盤で先制点を奪われ、逆転しても抑え投手が打ち崩され、終盤の競り合いで相手に一歩及ばずに勝負を落とすパターンとなった。審判の誤審は大きく響いたが、それだけに敗北の責任を全て転嫁することはできない。戦力そのものを見ても、昨年と較べて少し見劣りするものを感じる。それと、特に巨人生え抜きの選手に覇気が感じられない。堀内が「投手陣がシラけている」と言っているが、仁志、二岡、高橋などの打撃陣も闘志が薄弱であるように感じられる。



b0018539_1122439.jpg察するに、清原ばかりがクローズアップされるのが面白くないのだ。球団とマスコミが腫れ物に触るように清原に阿(おもね)って特別待遇するのが不満なのである。人気だけで実力も実績もない男が四番に居座り、巨人軍の代名詞となってカメラクルーを引き連れ歩いている。この三日間の清原の成績は12打数1安打の打率083で打点0。打撃は粗く、今季も率を期待できないのは傍目にも一目瞭然。それをテレビの定番芸能人たちが持て囃して騒いでいる。堀内としては一刻も早く清原にケガをしてもらって戦列から離脱させたいところだろう。勝つためには清原は不要で有害でさえある。だが、ドームの観客はこの男を見るためにチケットを買い、視聴者はこの男を見るために日テレにチャンネルを回す。読売メディア資本が提供するショープログラムのキーコンテンツなのであり、例年以上に視聴率重視の今季の読売巨人は、清原を主役に演出する以外にない。

b0018539_11225485.jpgその打撃は水ものであり、バイオリズムの変動があり、したがって主力打者が調子を回復して波に乗る局面と展開が必ず来る。だが投手陣の方はそれほど簡単ではない。クローザーの役割を期待していたミセリが任に耐えられない可能性が濃厚になった。同じ失敗を何度か繰り返して二軍に落とされるのではないか。誤算ということになるが、多くの評論家が開幕前からミセリの実力を疑問視していたことを考えると、今回の不安的中の責任はやはり堀内本人にあると言える。セットアッパーとクローザーの体制整備は読売グループの総力を挙げて万全を期さなければならなかった。それが巨人の弱点であり課題であることは昨年も繰り返し指摘された点であり、また何年も前に評論家時代の堀内自身が苦言を呈していたことでもある。優勝を絶対要請される巨人軍の抑え投手の問題解決については、考課制度も含めて組織のシステムを抜本的に改造する必要がある。

b0018539_1123510.jpgしかし堀内は昨秋そこまでの改革に踏み込まず、新戦力の獲得補強でお茶を濁してしまった。巨人のクローザーには異常な精神的重圧がかかる。プロ野球の一投手の技能を超えて、全国のテレビ視聴者が毎日注目するショースポーツの主役を演じ、そこで一度たりとも失敗することが許されない存在だからである。ある意味で失敗して当然、巧く抑えられれば奇跡に近い。精神が超人的に強靭でないと務まらないし、投手として一戦級以上のエースクラスの実力が必要となる。現在のスタッフの中で適役を探せば上原以外にいないだろう。堀内は投手出身だが投手陣を強化する発想や手腕がない。人材を発掘したり育成したりする指導者のスキルもない。観衆と同じ目線で愚痴を言ったり文句を言ったりしているだけである。組織の権力者として威張り散らして若手投手を恐懼萎縮させているだけで、適切な助言や評価で人を伸ばすということができない。

b0018539_1123148.jpg原辰徳を馘首するなら、せめて江川卓を新監督に起用するべきだった。堀内恒夫の二年間は巨人にとって本当に無駄で邪悪な時間の浪費である。堀内恒夫と渡辺恒雄のための倨傲と自己満足の人事が齎す巨人軍の決定的弱体化。渡辺恒雄の老害が巨人を壊し、言わば歴史の皮肉として、結果的に球界の解体脱構築の一助一因となっている。久保や内海や林が伸びて活躍するとは到底思えない。堀内の気分で二軍と一軍を往復させられる駒だろう。野間口や三木の新人組がクロスして行ったり来たりを繰り返す。中継ぎと抑えはカネで中途補強するだろうし、それもまた失敗して新聞に叩かれるだろう。今年の一年間で巨人はさらに弱くなる。シーズンが終わったとき、堀内恒夫が責任をとるのは当然だが、渡辺恒雄は一体どうするつもりなのか。巨人弱体化を望む意地の悪い者としては、ぜひ渡辺恒雄が堀内を慰留して三期目へと繋げて行くことを希望する。

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by thessalonike | 2005-04-07 23:01 | 読売巨人軍考 (7)   INDEX  
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