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プロ野球改革構想 - パ会長は西和彦、コミッショナーは古田敦也
b0018539_124074.jpg25日夜の『報道ステーション』に星野仙一が出演して、プロ野球改革について話をしていたらしい。25日の朝日新聞の社説でも機構側が出した中途半端な改革案を批判する記事が掲載されている。昨年の騒動があり、構造改革の動きが始まった今度ばかりは、機構も自由獲得枠を廃止し、ドラフトを完全ウェーバー制に戻すかと思われたが、蓋を開けてみれば骨抜き改革案になっていた。古田敦也が怒るのも当然であり、秋に向けて我々はまた古田敦也と選手会の闘争を応援しなければならない。いま日本のプロ野球人気全体が落ち目にあると言われている。オールスター戦の視聴率が過去最低を記録して、第一戦インボイス球場の切符も売れ残ったと言う。昨年あたりから目につくようになった光景で、今年は特に顕著だが、テレビ中継している神宮球場と横浜球場の巨人戦で空席が目立つ。スタンドの高い位置の席や内野席の奥の方ではガラガラの状態になっている。前代未聞でとても巨人戦の実況とは思えない。さすがに東京ドームはそれほど酷い状態ではないが、来年は同じ状況になるのではないか。



b0018539_12365648.jpgプロ野球人気衰退論は一般論としては確かに事実だが、個別に見てゆくと少し様相が異なるのではないかと思われる。例えば具体的に言って、関西のエリアではプロ野球人気は衰えていない。むしろ現在が最高潮と言えるのではないか。中継映像で見る甲子園球場の観覧席は常にギッシリ満席である。巨人戦であろうが広島戦であろうが関係ない。あの広い大きなスタンドで空席が見つからないというのは大変なことである。関西の野球ファンは切符の入手に頭を悩ませているだろう。テレビの画面から熱気と興奮が伝わってくる。福岡ドームも同じである。小さな都市なのに毎日よくこんなに観客が入るなあと驚かされる。親会社が変わった影響は全然見られない。地元の球団であるホークスを愛して福岡と九州のファンが詰めかけているのだ。北の札幌も同様である。球場が巨大なので全席満員は無理だろうだが、十分な観客を集めている。日本ハムの札幌移転は成功したと言ってよい。観客動員が球団維持の前提条件である以上、北海道民が球場に足を運ばなくなるという事態は現時点では想定しにくい。

b0018539_12371064.jpg仙台の楽天も成功している。千葉のロッテも成功している。名古屋の中日もドームになって観客が増加した。広島もドームが完成すれば様子が変わるだろう。言われるところのプロ野球の人気低迷も地域と球団によって事情が違う。人気低迷の原因は東京の球団にあるのであり、一言で言えば、読売巨人の凋落と醜態がプロ野球人気全体の足を引っ張っているのである。問題は在京四球団、特に巨人なのだ。個別に見ながら全体を眺めわたせばプロ野球は本来の理想に近い姿になりつつある。一球団への人気集中が崩れて全国の地域球団に人気が分散し、Jリーグ的な地域密着の理念が徐々に実現しつつある。これはプロ野球にとって素晴らしいことだ。巨人戦の視聴率低下だけを捉えてプロ野球の人気凋落を決めつけてはいけない。一見して凋落と衰退に見えるものは旧体制の瓦解現象なのかも知れず、それは新時代へ向けての転換期の産みの苦しみでもあるに違いないのだ。読売巨人による一党独裁の支配体制は終焉したのである。日本テレビの全国中継で野球人気を牽引した時代は終わったのだ。

b0018539_12364585.jpgこれからのプロ野球の主役は地域の球団である。テレビを点けて野球中継を見ようとすれば地元の球団の試合が放送されている。それが当然になる。それでよい。遠くない時期に巨人戦中継は日本テレビの番組枠から外れるだろう。今は東京ドームの中継をNHKなどが買っているが、それも高い値段で売れなくなり、読売グループは巨人軍をどうするか真面目に考える必要に迫られる事態になる。最悪の場合は身売りもあり得る。巨人が東京に残り、東京の市民が巨人戦の中継を楽しむ姿というのは、別に4チャンネルの日本テレビでなくても12チャンネルのテレビ東京とか、あるいはMXテレビでもよいのではないのか。地域密着の考え方からすれば、その方がむしろ適当なあり方と言えるだろう。そしてヤクルトスワローズは東京を出て、新潟とか長野に本拠地を探すというのがあるべき姿だと思われる。ライオンズは西武資本を離れるのを機に、本格的に埼玉県民の県民球団として再生を試みてみてはどうか。未利用地が残っている埼玉新都心に新ドームを建設して、広く埼玉県全体から観客を集めればよい。

b0018539_12372120.jpg中継の話のついでに言えば、今後のプロ野球中継のパイプはテレビだけでなくインターネットが間違いなく入る。光ファイバで全国の球場の生中継を見れるようになるだろう。それをパリーグが率先して牽引すればよく、パリーグがネットでの野球中継のスタイルを確立すればよい。広告宣伝の入れ方とか、多元同時配信の方式とか、著作権の処理とか、そういう問題をパリーグが先に開発して定式化すればよい。思いつきだが、西和彦を呼んできてパリーグの連盟会長に据えればよいのではないか。パリーグの試合は、地域住民は地元のテレビで、全国のファンはインターネットで全試合リアルタイムに見れるようにする。パリーグの人気は確実に上がり、各球団は地域密着であると同時にネットで全国にファンを持つことができる。松坂大輔やダルビッシュ有や渡辺俊介が最強のバンク打線と対戦する試合は私も見たいのである。最後になったが、パリーグの連盟会長を西和彦にする以上、コミッショナーも当然替えなくてはいけない。無能な「お飾り」の根来泰周はクビ。新コミッショナーは星野仙一、もしくは一気に古田敦也である。
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by thessalonike | 2005-07-27 23:51 | プロ野球関連 (5)   INDEX  
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