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本と映画と政治の批評
by thessalonike

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Blog Status Report July 05 - 滝鼻オーナーに暑中御見舞
Blog Status Report July 05 - 滝鼻オーナーに暑中御見舞_b0018539_1224571.jpg7月も終わり。この週末を過ぎると世の中は完全に夏休みに入る。慰霊と終戦回顧の季節を迎える。今年は靖国参拝に郵政国会の政局が加わって波乱の予感が漂っている。政界と報道の人間はとても夏休み気分ではないだろう。六カ国協議が終われば、この国の近隣の人々の目は小泉首相の動向に一斉に注目する。落ち着かない気分の夏である。来週も引き続き郵政国会の政治をトラックして行くが、永田町の動きを一瞥した限りでは、解散になっても動じない構えを見せているのは公明党だけで、他の政党は自民党も含めて全員が腰が引けている。無駄な出費が嫌なのだろう。ポスターを刷ったり貼ったり、集会の手配をしたり、運動員を雇ったりのカネを使うのが面倒なのだ。解散がなければ出費はしなくて済む。小泉首相と党執行部の戦略は、衆院議員の選挙回避のマインドをマキシマムにして、それを参院反対派議員への圧力にすることだが、果たして成功するだろうか。



Blog Status Report July 05 - 滝鼻オーナーに暑中御見舞_b0018539_11333583.jpg7月は読売巨人軍の話題を中心にしてプロ野球関連の記事が多くなったが、おかげさまで沢山のアクセスを頂戴した。成果を一件ご報告すると、Googleで「滝鼻卓雄」を入力して検索すると、最初から4番目と5番目に当ブログの題名が飛び出て来る。オーナーには恐縮だが、ブログをご覧になっておられれば、この場をお借りして暑中お見舞いを申し上げたい。滝鼻卓雄はすっかり時の人になったけれど、最も密着して滝鼻オーナーを追跡しているのは、新聞ではスポニチだが、ネットでは当ブログである。当ブログの読者は、読売巨人の内部で起きている刻一刻の暗闘と滝鼻卓雄の一挙手一投足が全てわかる仕掛になっている。滝鼻卓雄がスポニチにリークした政治の中身は、当ブログが瞬時にインタプリタする。逆アセンブルの解析もやる。巨人を素っ裸にする。不遜な言い方かも知れないが、巨人内部の政治の読みでは私はスポ新記者や評論家に勝つ自信はある。

Blog Status Report July 05 - 滝鼻オーナーに暑中御見舞_b0018539_11334962.jpg実は私は今回の騒動を通じて、滝鼻卓雄に若干ながらプラスイメージを抱くようになった。昨年持っていた印象とは違う気分を持っている。昨年の第一印象は渡辺恒雄のパシリの小僧であった。が、最近の動きを見ていると、滝鼻卓雄はどうやら渡辺恒雄に対して微弱ながらも権力闘争を挑んでいる。滝鼻卓雄は堀内恒夫をオールスター戦前に馘首して、後半戦の巨人軍を原辰徳内閣で人心一新しようと画策していたのだ。それは当然ながら渡辺恒雄との衝突を承知の上での行動だった。今回のクーデターは渡辺恒雄に阻止されたが、滝鼻卓雄はまだ諦めていない。堀内巨人が恥辱的な連敗を続ければ、スポニチと毎日新聞を使って第二波第三波の揺さぶりをかけて行く。そうしなければ原辰徳新政権への布石が敷けないからだ。江川卓か中畑清を据えられてしまう。夏から秋にかけて騒動はさらに続き、場合によっては滝鼻卓雄のオーナー解任の修羅場も現出するかも知れない。

Blog Status Report July 05 - 滝鼻オーナーに暑中御見舞_b0018539_1134429.jpg永田町の政局以上に読売巨人の政局の方が面白い。その理由はヤラセがなくガチンコがあるからである。渡辺恒雄は生まれながらに権力と陰謀が大好きで、政治の立ち回りを派手に見せて周囲に騒がれるのが嬉しくてたまらない。だから分かりやすく政治をする。スポ新記者や評論家は職務上の都合で本当の事を言えないが、無関係な立場のブログ著者ならこうして真実を解説できる。滝鼻卓雄と渡辺恒雄の確執を今後とも丁寧にフォローする。ちなみにGoogleで「堀内恒夫」を検索すると、当ブログは21番目にヒットする。まだまだ弱いと言わざるを得ないが、今後、この検索順位は確実に上昇するだろう。堀内恒夫は滝鼻卓雄に従って7月中旬に潔く辞表を書くべきだった。敗軍の将として責任をとる姿を見せればよかった。名を残す機を逸した。堀内恒夫は土井正三と似たような立場の悪役になる。球界と世間で永久に市民権を失うだろう。本人の選択だから仕方がない。

Blog Status Report July 05 - 滝鼻オーナーに暑中御見舞_b0018539_11341984.jpg六カ国協議はまだこの時点で結果は出ていないが、いい感じで米朝交渉が進んでいるように見える。仮に今回、合意ができなくても、もう一度協議をするだろうし、よしんば国連安保理に場が移ったとしても、基本的には米朝二国が今回詰めた時点からもう一度話を始めることになるだろうし、韓中露は同じ立場で北朝鮮をバックアップするだろう。日本の経済制裁は外交施策として実効的意味を失い、単に国内向けのパフォーマンスになる。米国との二国間交渉の立場を得た北朝鮮は強気に出れる。日本が経済制裁を実行した場合は、後になって日本がその制裁を解除する前に謝罪をしろと言い張るだろう。補償も欲張るだろう。米朝和解を睨んでいる米国は日本に経済制裁の発動を指示できない。様子見の指示しか出せない。小泉首相が在任中の日朝国交正常化を断念しようがしまいが、米国の事情で単独の経済制裁は不可能なのである。私の見たところ、ライス長官は北朝鮮との和睦を選ぶのではないか。
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by thessalonike | 2005-07-29 23:04 | プロフィール ・ その他   INDEX  
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