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ブログ・アクセス概況 - インテリジェンスの実りのない秋に
b0018539_14183640.jpgダ・ヴィンチ・コード  11位   2頁
アフターダーク     31位   4頁
グッドラック       25位   3頁
ブラザーフッド     19位   2頁 
シルミド         42位   5頁
スキャンダル      22位   3頁
グッバイ・レーニン    9位   1頁
スパイ・ゾルゲ     12位   2頁 
 



b0018539_2240764.jpgこのデータは、それぞれの単語をGoogleで検索した場合に、『世に倦む日日』が何件目に登場するかの現時点での順位結果である。通常、検索結果を1ページ20件で設定して使っている場合が多いので、横にページの数値も入れてみた。若い頁ほどアクセスが多くなる。『世に倦む日日』では、皆様にはたいへん恐縮ながらアクセス解析を使わせていただいている。批評において正面から政治的な議論を取り上げる場合もあり、スパム対策としてブログ運営上やむを得ない処置と心得ている。実際に先週は、『ブラザーフッド』の批評に関して右翼ファナティシズムの陣営から大量のスパムコメント・ストームに襲われる事態となり、急遽コメント権限を制限せざるを得ない状況に陥った。現在、ページビューは1日700件、ビジターは1日200件程度で推移している。先々週「読書blogランキング」で首位になった前後からアクセス件数が増え、右翼スパムサイドの標的にされる事態となった。

b0018539_22403452.jpg不可避な洗礼事とはいえ、あまりありがたくない、迷惑な「栄誉」である。ちなみに開設ニヶ月の総アクセスの概況をご報告すれば、何と言っても『ダ・ヴィンチ・コード』絡みの検索でのビジターが圧倒的に多かった。9月から10月中旬までの『世に倦む日日』は、、『ダ・ヴィンチ・コード』の情報をチェックする動機を持った人が訪問するブログサイトだったと言える。本は上下二巻あって、それなりに分量がある。『アフターダーク』を読むほどには手軽に読めない。ダ・ヴィンチの絵やキリスト教の聖杯伝説の薀蓄についても事前に軽くサーベイしようと考えた人が多かったのだろうか。職場の同僚との会話で『ダ・ヴィンチ・コード』の話が出て、付き合いの都合上情報を得る必要を感じた人たちのニーズがあり、それに応えていたのかも知れない。タイトルの背景画像を「最後の晩餐」にしたり、INDEXのトップに『ダ・ヴィンチ・コード』の論題を据えているのは、そうした実情への配慮のためである。
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b0018539_22413566.jpg現在のところ、『世に倦む日日』は「ダ・ヴィンチ・コード」のGoogle検索で第11位(2頁目)に後退しているが、この1ヶ月間はずっと7位から8位を維持していた。何かの偶然で突然上位に躍り出た感もあるし、『ダ・ヴィンチ・コード』についての書評情報が、読者一般のニーズに較べて相対的にネットの中に少なかった事情があったのかも知れない。とにかく毎日「ダ・ヴィンチ・コード」と「最後の晩餐」と「シオン修道会」について、ブログへの検索照会が絶えなかった。『ダ・ヴィンチ・コード』へのアクセスの集中はいつまで続くのだろうかと思っていたが、10月下旬以降、それが潮が引くように次第に減少している。『ダ・ヴィンチ・コード』の本の市場での旬が終わりつつあるのである。先週から増加傾向にあるのは、映画『スキャンダル』に関するアクセスで、今は第22位(3頁目)だが、もう少し上に上がるかも知れない。また『シルミド』もこれから上位に上がると予想している。

b0018539_22425610.jpg残念なのは、この秋の批評対象の本が現在までわずか三冊に限られていることで、これは我ながら意外と言うほかない。本が出てないのだ。大事な秋の読書シーズンに、一年中でマーケットが最もエクスパンションする時期に、売れ筋の優良商品が出版社から出て来ない。出版社が「韓流ブーム」に便乗して(写真集等)、安直に小銭を稼いで本来の仕事を怠慢している。個人的なニーズを言えば、『ダ・ヴィンチ・コード』の日本版みたいなもの、一昔前の梅原猛の古代史論のような大型商品が(対談集でもよいから)市場に提供されれば嬉しいと思うのだが、結局のところ期待に応える読書商品は出て来なかった。そういう大型商品を市場に出せるカリスマが存在しないということもある。日本人からは村上春樹の小説だけ。不作の秋だった。こういう日本人が駄目な時は、ハルバースタムとかポール・ジョンソンがぶ厚いのでカバーしてくれれば格好がつくのだが、それも無い。

インテリジェンスの実りの無い、つまらないこの秋の読書市場だった。
by thessalonike | 2004-10-31 21:59   INDEX  
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