カテゴリ:郵政民営化 ・ 総選挙 Ⅱ (15)( 24 )
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NHKはライブドア放送に - 「改革の天守閣」としてのNHK民営化
b0018539_1151289.jpg郵政民営化の本質については、政治に無知で無関心な堀江貴文がなぜ選挙に立候補したかを考えれば即理解できると論じた。この論稿に反響が大きい。郵政民営化問題は依然として今回の総選挙をめぐる論争と関心の中心であり、多くの国民にとって謎の状態のままである。そして謎の解析はネットの中でのみなされている。前回、堀江貴文はこの選挙の論功行賞として郵貯利権の分け前を小泉政権から譲り受けるだろうと予測した。リーマンブラザーズと組んで受け皿会社(ライブドア銀行)を作り、そこに郵貯230兆円のうちの20兆円ほどを貰うという勘定である。この分の公社株取得費用は5千億円くらいだろうか。カネはリーマンブラザーズが用立てする。さて、堀江貴文はこの20兆円を何に使うのか。堀江貴文がこのカネで真っ先に買収するのはNHKではないかと私は考えている。堀江貴文は放送局が欲しいのだ。民放は宝の山だから。そしてブロードバンド時代のネットは放送と融合するから。

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by thessalonike | 2005-09-08 23:30 | 郵政民営化 ・ 総選挙 Ⅱ (15)   INDEX  
改憲シミュレーション選挙としての「郵政民営化国民投票」選挙
b0018539_13152436.jpg2週間ほど前に「9条の会は何をやっているのか」と訝しんだのだが、どうやら何もやっていなかった。自民党が憲法改正を堂々と政権公約に掲げ、そしてその自民党の圧勝が予想報道され、一市民であるわれわれでさえも焦燥感で息苦しく鬱懐する毎日が続いているのだが、護憲運動の御本家である「9条の会」のブログ(LD仕様)は、選挙などどこ吹く風とでも言わんばかりの平静さと明鏡止水ぶりである。私には意味がよくわからない。全逓(JPU)の不可解な達観姿勢とよく似ているように見える。ブログは選挙に関する主張や議論は何もせず、切迫した危機感は微塵も見られない。トークショーを見てきた話とか、沖縄旅行へ行ってきた話を楽しそうに掲載している。トラックバックも全然入っていない。憲法改正がリアルな争点になっている総選挙が行われているとは思えない。嫌な感じがする。公選法絡みの問題で選挙の話題はわざと避けるように組織の上から指令されているのだろうか。

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by thessalonike | 2005-09-07 23:30 | 郵政民営化 ・ 総選挙 Ⅱ (15)   INDEX  
共産党は小選挙区票を民主党に流せ - 社民と共産は合同せよ
b0018539_12434985.jpg寄せられたTB記事の中で共産党の「たしかな野党」に期待するという議論があった。私はこの意見に全く賛成しない。共産社民の二党は全く信用できない。私は共産党と社民党ほど国民を愚弄した政党はないと思う。共産党と社民党の欺瞞に較べれば、小泉劇場の演出政治の「騙し」もまだ可愛いものだ。日本の国民を政治不信に陥れている根本的な責任者は、実は共産党と社民党の二党なのではないか。この二党はなぜ一党に纏まって選挙戦を戦おうとしないのか。議席が一桁しかない弱小政党のくせに、訴えている政策も同じくせに、何でわざわざ二つも出てきて、両方で互いの議席数を潰し合っているのだ。憲法9条を守ろうと考えている国民、社会福祉の再建を願っている国民、中産層の復活と安定雇用社会の実現を望んでいる国民にとって、眼前の社民共産の二つの政党の併存現実こそ、まさに絶望と不条理と政治不信の根幹ではないか。それらの国民の願いを共産党と社民党は裏切っているのだ。

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by thessalonike | 2005-09-06 23:30 | 郵政民営化 ・ 総選挙 Ⅱ (15)   INDEX  
全特と全逓は「人間の鎖」を - ブロガーはライブドアのボイコットを
b0018539_1544553.jpg4日午後、沖縄の米軍普天間飛行場の県内移設に反対する市民ら700人が防衛庁前で「人間の鎖」を作って抗議した。米兵による少女暴行事件から10年になるのを機とした抗議行動だった。10年前の事件はよく覚えている。沖縄の全県人口の7%が集結したあの空前の県民総決起大会の映像もよく覚えている。太田昌秀の「代理署名拒否」の奮闘も記憶に蘇る。投票日まであと6日となった。金子勝にブログを作れと言って2週間以上が経過したが、それらしきものをネットに見つけることができない。国会両院で郵政法案が採決される直前には、特定郵便局長会とJPU(旧全逓)は共闘して日比谷公園で法案反対の集会を開いたり、国会までデモ行進をしたり、議員会館前で反対派議員を激励する行動をよくしていた。テレビのニュース番組でも何度かその映像を見たものだ。8月4日には5千人規模の集会を開催している。6月14日には全国特定郵便局長夫人会が3千人のデモ行進を行っている。

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by thessalonike | 2005-09-05 23:30 | 郵政民営化 ・ 総選挙 Ⅱ (15)   INDEX  
私が民主党代表ならこうやって勝った - 全野党共闘とネット本拠
b0018539_2072342.jpg今日の朝刊各紙は一週間後の自民党の大勝を予想した報道で一面を飾っている。昨年の秋、ケリー候補が僅差で敗北した時も本当に憂鬱で、米国の市民も同じように失意と落胆に襲われたのだろうが、今回はそれ以上に心が塞がれ苦しくなる。この政治がまた四年間続いたらどうなるのだろうかと考えると、胸が詰まり息が止まる思いがする。後継の安倍晋三が8月15日の靖国参拝を恒例化するだろう。消費税が上がるとか、医療費の負担が上がるとか、個別の負担増もあるのだが、それ以上に、所得格差が階層格差として固定化され、同じ日本人が生まれながらに権利の不平等を当然視される社会になるだろう。戦前の身分制(ドラマ『おしん』に登場する地主小作制)のような社会が復活する。戦後の日本で生まれ育った人間の常識では想像もできないような非民主主義的な社会が出来上がる。そのうち選挙権もカネで買わされるようになるのではないか。国政選挙の投票権は一票につき一万円とか。堀江貴文と竹中平蔵の思想はそうだ。権利はカネだ。

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by thessalonike | 2005-09-04 23:30 | 郵政民営化 ・ 総選挙 Ⅱ (15)   INDEX  
「構造改革」の意味変容 (2) - 日米構造協議から現在まで
b0018539_13144338.jpg同じ範疇が存続しながら意味転換を惹き起こす問題に注目し、それを思想史の方法としてカール・マンハイムから摂取して、実際に日本政治思想史の分析に適用したのは丸山真男であった。同じ言葉が別の政治勢力によって担われ、時代の流れの中で全く逆の意味と目的を持って社会を変える動力となる。政治をヨリ深く観察する者は、この意味転換の問題に注目せざるを得ない。四十年前は社会主義者の陣営の言葉であった「構造改革」が、現在は新自由主義の政策に変わっている。ひとまずその事実を確認しておくが、意味転換が起きる四十年の間には一つの重要なブリッジがあって、それは1980年代半ばの日米構造協議である。二十年前、対日貿易赤字の拡大に苦しむ米国が日本への市場参入のためにストラクチャーのリフォームを迫った。今日の構造改革はここに端を発している。具体的には規制緩和という言葉で代表される改革が迫られていた。ここから意味変容が始まった。現在でも米国の資本や政権や新聞にとっては、日本の構造とか改革とかの言葉の意味はこの当時から変動していない。それは日本の産業と文化の価値標準を米国にアジャストさせることであった。

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by thessalonike | 2005-09-02 23:30 | 郵政民営化 ・ 総選挙 Ⅱ (15)   INDEX  
「構造改革」の言葉の意味変容 - 社会主義から新自由主義へ
b0018539_11432824.jpg構造改革という言葉は、昔は社会主義者の中で体制内改革の立場や路線を言うときの言葉だった。資本主義を社会主義に変えるに際して、それを革命で達成するか構改で実現するかという選択と対立があり、二派の間で熾烈な論争と勢力争いがあったのである。1950年代から60年代の頃だろうか。ヨーロッパでは構造改革は何と言ってもイタリア共産党が代表していて、特にその指導者であったトリアッティの名前が浮かぶ。一党独裁の共産党が強権的に経済を管理支配するのではなく、資本主義の体制の枠内で構造を改革して漸次的に社会主義に移行する。そういう考え方であり、思想的原点はグラムシに遡る。レーニンとグラムシの革命戦略の路線対立を起点とするヨーロッパのマルクス主義の二大潮流。『帝国』の著者であるアントニオ・ネグリはこの構造改革主義の理論的伝統、すなわちグラムシの嫡流であるはずで、現在のヨーロッパのマルクス主義思想の主流に位置する。

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by thessalonike | 2005-09-01 23:30 | 郵政民営化 ・ 総選挙 Ⅱ (15)   INDEX  
公示日の朝の小さな出来事 - 大津事件と畠山勇子の死
b0018539_12421371.jpg明治24年5月20日、畠山勇子が京都府庁前で喉を突いて自殺した。その十日前に来日中のニコライ皇太子が暴漢に襲われて重傷を負うといういわゆる大津事件が起き、日本中が騒然とする中、一命を捧げてロシアに詫びるとして東京から汽車で下り、露国宛てと政府宛ての嘆願書二通を府庁に投じてその場で果てた。25歳。日清戦争の三年前、まだ日本は維新から間もない極東の弱小国で、この事件を口実に大国ロシアに宣戦布告でもされたら国家の滅亡が必至の時期だった。畠山勇子はロシアに日本を許してくれるよう嘆願して命を引き換えにする義挙に及んだのである。司馬先生が何かの本で大津事件と畠山勇子について紹介していた記憶があるが、何の本だったか忘れてしまった。義挙は暴挙でもあり、見方はどの時代でも分かれるのだろうが、司馬先生の書き方は畠山勇子の行動に対して同情に溢れていた。そこに司馬先生の好きな明治の精神のかたちを見たからだろう。

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by thessalonike | 2005-08-31 23:30 | 郵政民営化 ・ 総選挙 Ⅱ (15)   INDEX  
郵政民営化とは本当は何なのか - 公社分割と株式売却の中身
b0018539_12161220.jpg公示日を迎えて選挙戦は事実上終盤に入ったが、マスコミの調査報道では相変わらず小泉自民党の支持率が高止まりしたままの情勢が伝えられている。マスコミ報道で見る限り、「郵政民営化」は賛成論が圧倒的な世論となって反対論は異端として縮小する一方のように映るが、ネットの中では賛成論と反対論がそれなりに拮抗して議論されているようにも見える。私の印象だが、懼く8月8日の小泉解散演説を聴いて郵政民営化賛成の立場に身を置いた者でも、それが「改革」の経済政策としてなぜ妥当で有効なのかについて得心できる中身が埋められてないのだろう。一方で反対論の外資買収説の説得力もそれなりにあり、すなわち自分で理論的納得の均衡を図り、「小泉支持」の立場的正当性を自己確信するべく、ネットを検索して中身のある賛成論と反対論をサーベイし、ベリファイしているように見える。賛成派の人間でも、実のところ「郵政民営化」が本当に何なのかは正体が見えておらず、訝る気持ちは消えてないのだ。

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by thessalonike | 2005-08-30 23:30 | 郵政民営化 ・ 総選挙 Ⅱ (15)   INDEX  
マニフェストは商品仕様書ではない - 「白紙委任」こそ選挙の真実
b0018539_1143585.jpg政党のマニフェストを商品の仕様書や見積書のように言う議論は本当は間違っている。そのような言説は国民を政治への理解にではなく誤解に招くもので、最終的には「裏切られた」という政治不信に導くものである。カタログは現在ある商品の機能や効能を説明するものだが、マニフェストは将来を約束するものだ。これから四年間の将来には様々な予期せぬ事態が起こり得る。東京で大地震が発生するかも知れないし、中台の間で戦争が勃発するかも知れない。国内でテロが起きるかも知れない。ドルとNY株式が大暴落するかも知れないし、あるいは中国経済のバブルが崩壊するかも知れない。全て予測は不可能である。予測は不可能だが、そうした不測の事態の出現は間違いなく日本の経済や財政を直撃するし、日本の安全保障上の運命を決定する政策判断に直結する。マニフェストにはそのような環境変動の要素は何も記載されていないのだ。現時点の環境がそのまま続くことが前提である。

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by thessalonike | 2005-08-29 23:30 | 郵政民営化 ・ 総選挙 Ⅱ (15)   INDEX  
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