カテゴリ:郵政民営化 ・ 総選挙 Ⅰ (15)( 12 )
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ファシズムの中の総選挙 - TBSは朝鮮中央テレビと同じである
b0018539_11572390.jpg田中康夫の新党日本は、選挙の期間中にテレビ出演して小泉批判を訴える目的のテンポラリーなワンポイント政党だろう。選挙が終われば党解散、少なくとも田中康夫は代表を降りるだろう。こうでもしなければテレビでディストリビュートされる小泉批判のメッセージのシェアが絶無になる。田中康夫なら視聴者が注目するからテレビ出演が容易であるし、そこで小泉支持の郵政民営化賛成論者を論破する絵を見せることができる。小林興起よりも人気があるし、弁舌に説得力がある。作戦として郵政民営化反対を掲げず、小泉批判を正面に据えた。言っている事を聞くと、中身は民主党の主張と同じであり、荒井広幸的な明確な郵政民営化反対ではない。現在の世論情勢に配慮しているのだろう。裏で何があったのかは分からないが、刺客作戦に堀江騒動が加わって完全に郵政民営化選挙となり、小泉支持一色で固まったテレビ報道を牽制し、マスコミが醸成している自民党圧勝ムードに水を差すという点では多少の効果はあるだろう。

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by thessalonike | 2005-08-22 23:30 | 郵政民営化 ・ 総選挙 Ⅰ (15)   INDEX  
堀江貴文と小泉自民党の郵政WINWIN - 乙部綾子は何処に
b0018539_12314437.jpg尾道には市の中心から北へ三キロほど離れたところに山陽新幹線の新尾道駅がある。岡山からこだまに乗り換える必要があるが、岡山駅でのホームの移動も含めて、在来線を使うよりは一時間ほど早く到着することができる。東京から尾道へ行く場合は、通常は広島空港と山陽自動車道を使う。地図を見るとわかるが、空港から尾道までの距離は、空港から広島市街までの距離よりも近い。宮沢喜一と亀井静香があんな東寄りの場所に作っちゃった。昔の広島空港は市の中心から近くて便利だったが、今の空港は遠くて不便に感じる。堀江貴文が昨夜の午後8時にJR尾道駅に降りたとき、駅前には百人の報道陣と数百人の地元市民が群がって待ち受け、堀江貴文が群集にもみくちゃにされる場面が夜のニュースで流された。あれは当然ながら小泉首相が仕組んだ演出政治の一環である。新尾道駅は郊外にあるから、あれほど大勢の野次馬を集められない。堀江貴文は車を駅前のロータリーに着けず、わざわざ五十メートル先の車道まで歩いて、群集にもみくちゃにされる映像を撮らせた。

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by thessalonike | 2005-08-20 23:30 | 郵政民営化 ・ 総選挙 Ⅰ (15)   INDEX  
郵政民営化反対論者はテレビに出よ - 金子勝はブログを作れ
b0018539_11202767.jpg郵政民営化反対論者はなぜテレビに出て発言をしないのか。不思議である。解散前の世論調査では、民営化賛成は53%、民営化反対は38%ほどで、必ずしも賛成論が圧倒的な多数世論になっていたわけではなかった。小泉首相が郵政民営化法案の衆院否決を解散の根拠にし、今回の総選挙の争点にしようとするのであれば、当然、メディアは郵政民営化反対論の論者をスタジオに呼んで、反対の理由を視聴者に説明させるべきであるし、われわれ国民は反対論の合理的な理由を聞きたい。郵政民営化賛成論については、小泉首相が立派なプレゼンテーションをしてくれたし、毎日のように賛成論の論者が番組でプロパガンダしているから、その意義や必要性の説明も嫌というほどよく頭に入っている。もう十分だ。けれども反対論については、政策論として納得できる論理的説明をテレビで聞いたことがない。小林興起や亀井静香は専ら小泉首相の独裁政治に対する党内批判の繰り言をブツブツ言うのみで、国民大衆に向かって郵政民営化の問題点を理論的整合的に説明したことは一度もなかった。

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by thessalonike | 2005-08-19 23:30 | 郵政民営化 ・ 総選挙 Ⅰ (15)   INDEX  
刺客作戦の陥穽 - その目的は「郵政民営化争点」の既成事実化
b0018539_1258215.jpg選挙戦術としての刺客作戦の目的は、単に人気のある刺客候補を立てて選挙で票を集めることではない。それは二の次だ。前にも述べたとおり、刺客戦術の本当の意味は序盤戦のマスコミ対策にある。テレビの電波を刺客作戦の情報で埋め、大衆の関心をその問題で浸し、他の政策争点に意識が向かないようにするのが真の狙いである。今月末の公示日を迎えるまでに、この選挙を「郵政民営化の是非を問う選挙」として既成事実化することである。郵政民営化問題を選挙の争点として押し固めて、二度とそれを覆せないようにしてしまうことである。有権者の投票選択を「郵政民営化に賛成か反対か」の選択に固定づけて、それ以外の選択判断をさせないように観念誘導することである。選挙の争点は公示日までにマスコミが「公式決定」する。だから小泉首相は、公示日までの一日一日の時間を周到に奪い取っているのだ。この大切な一日一日を、マスコミが年金問題や財政問題について報道をして有権者の関心を喚起させないように、三面記事の話題で選挙の報道を一色に塗り潰しているのである。

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by thessalonike | 2005-08-18 23:30 | 郵政民営化 ・ 総選挙 Ⅰ (15)   INDEX  
郵政民営化の本質 - 【官から民へ】 ではなく 【公から私】 へ
b0018539_14104630.jpg昨夜の『ニュース23』では野中広務が生出演して、小泉政権の郵政民営化に反対の正論を訴えていた。やはり野中広務は評論家よりも政治家の方が似合っている。まさに政治家が天職の男で、政界を引退する最後までその弁説にはキレがあった。この十年間に日本に存在した稀少なステイツマン(ポリティシャンに対する)と言える。野中広務が健在であったなら小泉首相の衆院解散は阻止できただろう。無能な亀井静香だから駄目だった。亀井静香は東大経済学部卒で野中広務は園部高校卒だが、この二人を比較すると、本当に、人間は学歴ではないという真実に絶句させられる。頭の中に入っている情報量も、それを整理して論理的に説得する弁論力も、野中広務と亀井静香とでは差がありすぎて話にならない。野中広務は毎日よく勉強している印象があるが、亀井静香は毎晩酒を飲んで子分に威張り散らしている感じがする。政治家にとって最も重要な緊張感と謙虚さの態度が違う。野中広務の弁舌に迫力があるのは、単に議論が理路整然としていて本質を射抜いているからだけではない。

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by thessalonike | 2005-08-17 23:30 | 郵政民営化 ・ 総選挙 Ⅰ (15)   INDEX  
新自由主義のイデオロギー - 「小さな政府」 選択の国民投票
b0018539_11314921.jpg五年ほど前、本屋の中をウロウロしていたら、渡部昇一がハイエクについて書いた新刊本があって、パラパラとページを捲った記憶がある。ちょうど小室直樹とか副島隆彦とかが資本主義のキリスト教原理主義的本源性について説教している頃で、弱肉強食こそが資本主義の本質で、勝ち組と負け組に分かれるのが資本主義では当然なのに、戦後の日本人は資本主義を誤解していたのだなどと偉そうに愚論を垂れていた。小室直樹や副島隆彦の話は、資本主義の歴史的発生から新自由主義を弁証するプリミティブな議論だったが、ウェーバーや大塚久雄を一度も読んだことのないサラリーマン向けの三流ビジネス本の商品の趣があった。新自由主義が世の中の支配的思想の地位を占めたことを宣伝する低俗教化本であり、これからは日本も新自由主義の経済政策で舵取りしますから、皆さんは負け組となって低所得と低福祉の耐乏生活をしてもらいますという宣告の本だった。渡辺昇一のハイエク論の本には、ケインズは社会主義だから駄目だと書いていた。

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by thessalonike | 2005-08-15 23:30 | 郵政民営化 ・ 総選挙 Ⅰ (15)   INDEX  
象徴としての「郵政民営化」 - 政策選択ではなくイデオロギー選択
b0018539_1133927.jpg小泉首相の演出政治に踊らされているマスコミは、民主党に対して、郵政法案に対案を出せないのは無責任だと言って非難しているのだが、そもそも、今回の小泉自民党の郵政民営化法案などというものは、対案を出して審議するほどの価値と内実のあるものだったのか。国民的争点になるほどの重要問題だったのか。その「改革」の中身がお話にならないほど瑣末で無意味なものだったから、党内でも纏まらず、廃案必至が言われ、参院であっさり否決されたのではなかったか。国会ですらまともな政策論争にならなかったものが、何故に総選挙で国民の意思を問う争点になると言うのか。郵政改革については二年前に郵政公社法が成立施行されて、公社法に則って公社自らが経営改革を進めることになっている。言われているところの、東京駅前に中央郵便局の建物があるから交通渋滞の原因になっているとか、特定郵便局の世襲制の問題とかは、現行の公社法の枠内で改革を進めて行けばよい話であって、何も無理に郵政民営化法まで持ち出す必要のある問題ではない。事業内容の拡大や変更については、四年間の郵政公社の経営実績と業務改善を見て、そこで判断すればよい問題であった。

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by thessalonike | 2005-08-13 23:30 | 郵政民営化 ・ 総選挙 Ⅰ (15)   INDEX  
古館伊知郎の「蛇口」デマゴギー - 局長会と全逓は抗議と提訴を
b0018539_12551713.jpg周知のとおり、郵貯と簡保の資金が財政投融資に流れる仕組みは、2001年の財投改革によって制度的には既に断ち切られている。従来のように郵便局に集まった国民の資金が大蔵省理財局に強制預託されて、それを資金運用部がフリーハンドで公社公団に垂れ流すというシステム(蛇口)は廃止されている。郵貯と財投をめぐるいわゆる入口出口論(蛇口論)においては、この制度的事実の存在が重要で、この事実を無視したり、あるいは事実に無知なまま「郵政民営化」を議論することは許されない。この点は、一昨日の生放送でも岡田克也が古館伊知郎に厳重に釘を刺していた問題なのだが、古館伊知郎は頭が悪すぎて一晩経ったらそれをあっさり忘れたのか、それとも意図的に無視したのか、昨晩も公明党の冬柴鉄三との対談で、財政の資金蛇口を閉めるために郵政民営化が必要だという持論を繰り返していた。これは郵政民営化推進論者の常套句であり、テレビで(短い時間)に大衆に向けて「郵政民営化」の正当性を説得する際のキラートークである。そして根拠のないデマゴギーである。

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by thessalonike | 2005-08-12 23:30 | 郵政民営化 ・ 総選挙 Ⅰ (15)   INDEX  
刺客芝居 - 「郵政民営化」を争点演出する小泉首相の政治詐術
b0018539_12444735.jpg選挙戦はいま始まったばかりで、これから一ヶ月間の長丁場が続く。趨勢がほぼ見透されて来るのは投票から五日ほど前の9月6日頃だろう。それまで様々な駆け引きと紆余曲折がある。この一ヶ月間を設計図どおりリードできた方が勝利するに違いなく、その点、序盤戦は解散を周到に準備してきた小泉首相が主導権を握って思惑どおりに戦局をドライブしているように見える。先手必勝の理。選挙で最も重要なのはモメンタム(勢い)だ。解散の夜に行った演説は選挙戦序盤の構図を形作る上できわめて重大なインパクトを与え、マスコミに選挙の争点を郵政民営化であると宣伝させる情報工作に半ば成功し、また第一幕を小泉政権対造反派の報復抗争劇として演出することにも成功した。これから暫くの間は、新しい刺客の顔と名前が登場して、それに対して造反側がワンパターンの反論をするという展開が続く予感がする。電波で流される選挙の議論は必然的に郵政民営化問題に収斂され、有権者にはその情報しか入らず、否が応にも「郵政民営化」を争う選挙構図に誘導される。

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by thessalonike | 2005-08-11 23:30 | 郵政民営化 ・ 総選挙 Ⅰ (15)   INDEX  
小泉政治の終わりの終わり - 「構造改革」の嘘の露呈と終焉
b0018539_11285636.jpg大差で法案否決という予想は的中したが、内閣総辞職という持論の予想は外れた。意外であり、また若干忸怩たるものがある。総辞職は完敗であり、解散総選挙ならば勝利の目があるとして賭けに出たのだろうが、まさに変人。国政の私物化もいいところだ。常識で考えれば自民党は大敗して政権を失う。投票日までの一ヶ月の間、小泉首相が何を仕掛けてくるのか、ウイニングストラテジーが読めない。参院での自公多数を担保にして、何かウルトラCの政界再編の秘策を隠しているのだろうか。分裂選挙では分裂そのものが選挙の議論の対象になり、選択の関心の焦点になる。結束している方が強く、分裂している方が弱いのは当然だ。自民党は小泉執行部側も造反議員側も「分裂」について説明をしなければならず、自己正当化の理屈を動員しなければならない。そこですでに内部消耗し、外に対する説得力のエネルギーを減殺する。私は都議選の結果について「小泉政治の終わりの始まり」と総括したが、ドラマは展開の速度を加速させて、それから僅か一ヶ月で「終わりの終わり」の入口に到達した。総選挙は小泉政治の「終わりの終わり」である。

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by thessalonike | 2005-08-09 23:30 | 郵政民営化 ・ 総選挙 Ⅰ (15)   INDEX  
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